創作(少女)配置担当
【絵本】
「絵本はどのジャンルに?」とのご質問をいただきました。一応絵本やメルヘンのカテゴリーを作って分けているつもりです。概要にそう言った事を書いていただければ、配慮します。
【百合】
「百合が散らばっていた」「百合ジャンルは分けられないか? カットでは見分けがつかない。」といったご意見をいただきました。分類はしているつもりですので、どこがまずかったのか具体的にお教え願えれば幸いです。また、そう感じられるとこちらで思いつく原因としては、数が増えたので一島以上になったこと、一部サークルは混雑が起きても大丈夫な場所に回している事、が考えられます。最近の隆盛からか男性のサークルも増え、レズから百合へと傾向がシフトし、全体数も増えています。そう言ったことが重なって、こういうご意見を頂戴してしまったのかなと思っています。
【大学鉄研】
「大学鉄研は105(学漫)か609(メカミリ)か?」との質問を下さった方へ。学漫担当に回答を依頼しましたので、そちらをご覧下さい。
【前回申し込み欄】
はじめての記載事項なので、間違えた方が多いのだと思いますが、前回(C68)で当選していて、B(落選)やC(申し込んでいない)に○をつける方が大分いらっしゃいました。前々回(C67)と間違えているのかと思います。注意してください。
【一斉点検】
「一斉点検でスタッフが声を掛けていた。何かあったのか」とのご質問をいただきました。コミケットで放火があったのは、もう十年近く前です。そのとき以来一斉点検を行い、再発や他の事故の防止に努めています。ただ、時間も経ち、事件があったことさえ知らない人が増えると共に、なぜやっているかという緊張感も薄れる傾向にあります。スタッフがまめに声を掛けて回る事で皆様への啓発を行うとともに、スタッフ自身の気の緩みがないよう心掛けています。コミケットの安全な運営と存続のため、どうかご理解の上、点検にもご協力をお願いいたします。
【ゴミ箱】
「ゴミ箱の位置をカタログ地図に」とのご要望をいただきました。先の放火騒ぎやテロなどへの警戒もあって、警察や消防の指導が入り、ころころと置き場所が変わり、以前は我々もどこにあるのかわからなくなるほどでした。土壇場で変わる可能性があるため、ちょっと載せられない状況です。
【概要の書き方】
「配置スタッフにやさしい概要の書き方を教えてください」というご質問がありました。こういう事を尋ねてもらえるのはありがたい事です(続く)。
配置にやさしい(=配置しやすい)という観点から考えると、「どんな所に配置してほしいか」と「どんな事をやってきたか(どんな本を出してきたか)と、どんな事をやりたいか(どんな本を出したいか)」という事がはっきり書いてあることです(続く)。
配置担当はこれを見てジャンル分けと配置をしています(いや、自分で買ってる所なら、¢こんな所だろう£とか¢このサークルはここ£とかやる場合もありますが)。ですから、分類や配置しやすい情報がはっきり書いてあることが何よりです(続く)。
やはりアンケートの感想に書いてあったことですが、「創作は一人一ジャンルどころか一人数ジャンル」であるサークルも多く、悩んで書くのに困る場合もあるかと思いますが、¢今回はこう£と決めていただければこちらも迷わずにすみます(続く)。
いくつかの事をやっている場合、どのような順位でやっているか書いてあると、分けやすくて助かります。又、傾向の違うサークルでの合体の時なども、どんな所が希望か決めていただけると助かります(続く)。
少しずれますが、サークルアピールの方向や優先準位が概要とカットで違っていると、判断に困ります。何がメインか、補足に書いてあっても、他の参加者が見ることが出来るのは、サークルカットのみです。その事に留意してください(続く)。
【概要の書き方(続き) 乱入の創作少女(猫)】
犬と猫のサークルで、概要にどちらに置いてほしいか書いていない場合や、犬メインと書いてあってカットが猫の場合など、扱いに困ります。犬に置くと「別ジャンルが混ざった」と言われ、猫に置くと¢概要に書いたのに£と文句を言われます。気持ちはわかりますが、どっちつかずは混乱の元です(続く)。
【概要の書き方(続き)】
概要ではありませんが、販売実績・販売予定もサークルの重要なアピールになります。概要で書いたやってきたことややりたいことを具体化させたものが実績や予定だからです。まだ未定でも、予定は予定ですから、やりたいことを書いていただければと思います(続く)。
普通の参加者にはカットだけがサークルをアピールする方法ですが、配置担当に対してだけは概要というアピール方があります。たった数人に対してしかアピールできないのでは意味がない、なんて言わずに、自分のサークルはこれだけ素敵なんだと、どんどんアピールしてください。結局それが一番¢配置スタッフにやさしい概要£なのです。
【スタッフは何人?】
「スタッフは何人いるのですか?」というご質問をいただきました。c68では登録総数約2400人。毎回増加傾向にあります。やめていった方々を加えると、もう累計人数は見当もつきません。仕事の都合や自分のサークル活動で必ずしも全員が全日参加しないので、1日の実働は大体半分から2/3位になります。当日は16の部門に分かれてスタッフ業務をしています。この辺の事は一時プレスでも描かれていたので、総集編を見てみて下さい。
【多人数のサークル】
「隣のサークルが4−5人で参加していて、にぎやかで楽しそうなのは良いんですが、圧迫感が…」とのご感想をいただきました。えーと、私はそれが当たり前の時代の人間なので、何がいけないんだろう、と思ってしまいます(続く)。
昔、サークルとは、大学のサークルとかと同じで人数は一杯いて、内3人が始めから売り子として先に入り、後は一般として入場して合流するのが当たり前でした。ですから、サークルブースってのは人が一杯いて、普段手紙や電話でしかやり取りしない相手と会ったりして結構にぎやかでした。年が割れますね(続く)。
また、この事が通行証が3枚ある理由でもあります。ただ、この辺のことは¢サークル内£が¢サークル間£になっただけで、今もそう変わってはいないと思うのです。サークルブースでの他のサークルさんや一般のお知り合いとの歓談は普通にされていると思います(続く)。
自己表現とは、相手がいてはじめて成立する他人との交流です。隣のサークルなら、挨拶だけでなく話に混ざろうとするも良し、もし迷惑であるほどなら、その場で注意を。それもまたコミュニケーションのきっかけだと思います。積極的な交流が出来れば、よりコミケットは楽しくなるはずです。
【交流】
「サークル同士の交流がもっとあっても良い。うわべだけきちんと挨拶して陰で文句を言う。そのとききちんと会話すれば良いことのはず。そういうのは無理な場所なんですかね、コミケは」というご意見を頂きました。そういう事をするための場所のはずなんですけど。コミケは(続く)。
前の感想で感じたのですが、気後れするのはわかりますが、コミュニケーションを取ろうとしていない方が多いのではとも思ってしまいます。¢注意なんかすると後で何をされる(言われる)かわからなくて怖い£といった趣旨のご意見もありました。言われる事はわかりますが、それでは人と話す事も出来なくなってしまいます(続く)。
自己主張は相手がいてはじめて成り立ちます。誰もいない空に自分の主張を話しても、それは端から見れば頭の変な人です。相手を見て話して、その手段と延長として漫画があるはずです。コミケは自己主張の場であり、それはそのままコミュニケーションの場であるという事です(続く)。
こういう意見をいただけることが、問題意識を持って貰えていることの証であり、ありがたいと思うべきなのでしょう。当たり前のことだと思いたいのですが。
【論外な人々】
アンケートに書かれていた、人としての常識を疑う方々を紹介します。「サークルブースをいきなり声も掛けず、写真を撮って行く人がいる。」 記念撮影等が悪いとは思いませんが、一声かけるくらいの事はできないのでしょうか?
「一般が島の中を通路に」。最近、サークルスペース内での置き引きが増えています。見かけたら追い出して(笑)もらってかまいません。
最後は極めつけ。「帰りの高速バス内で、同人誌を読み自慰行為をしていた人が……。こういう人がコミケに来る人と思われるのもいやで、通報する事も出来ず……。」……コメントしたくありません。
【一言コーナーの内容】
「一言コーナーに同じ事ばかり書いてある」というご意見をいただきました。各担当が特段調整等取らずに書いているので、そうなってしまいます。ジャンルの特性からくるローカルルール的な部分もありますし、自分の申し込むジャンル以外を見ていない方も多いようなので、これがベターな方法ではあると考えています。
元カタログ編集長の言葉ですが、「コミケットカタログは常に初めて来る人を読者として意識する」というものがあります。たとえ同じことの繰り返しでも、初めて見た人が困らないように作る、そんな意味合いです。一言コーナーにも同じ事が言えると思います(続く)。
隅から隅まで読んでいただけるのは非常にありがたい事ですし、書き手としてもうれしい限りです。ご要望に沿えず申し訳ありませんが、事情をご理解の上、更なるご声援をいただければと思います。
【一言コーナー】
「一言コーナー、ふざけた文章も楽しみです」とのご感想をいただきました。ありがとうございます。ある集会で、若いスタッフから「配置って米○さんが全部やってるんですか?」と言われ、ちょっとショックを受けて積極的にこう言う場に書くよう心掛けることにしました(続く)。
機械的に答えなければならない事が多いのですが、普通の人がやっているのだと知ってもらえるよう、できる所は感情を出すようしているつもりです。こういった場から配置担当が身近に感じていただければ何よりです。
【がんばってやって行きましょう】
前回書いた『想い』について、「私にも昨年なくなった仲間がいる。やはり無様な真似は出来ないと気を引き締めねば」とのご感想をいただきました。こういう私的な話までして良いものか迷いましたし、感想までいただけるとは思っていませんでした。ありがとうございます(続く)。
私の方はと言えば、前回あの原稿を書いてから、スタッフをしなくなった友人が実は年頭に亡くなっていた事を聞かされたり、夏コミ開け直後にスタッフが急逝したりと、あれを書いたので何か呼んでしまったのだろうかとおびえています(続く)。
ただ、やはり残されたものの務めとして、精一杯やりつづけて行くしかないのだと改めて思います。コミケットは参加者全員で作るものです。皆で気を引き締めて、がんばってやって行きましょう。