配置担当
【コミケット75】
毎度お馴染み「配置担当者の一言コーナー」を今回もお送りいたします。前回のC74ではまぁ色々ありまして……。参加者の皆様方にも色々ご協力をいただきましてなんとか当日を乗り切ることができました。この場を借りましてお礼申し上げます。
コレを書いている現在、政治も経済もひっちゃかめっちゃかで、結局日本はどこに向かうんでしょうか? なんて疑問はあるものの……。それよりもコミケットスペシャルってどうなってます!? これを書いている時点では、開催地は公開されていないんですけど……。それではドキドキしつつ「配置担当者の一言コーナー」スタートです。
あ、本編に入る前に……。今回から受付事務作業の都合上、ジャンルコードの大改変を行いました。当然のことながらジャンルコード不備が多いだろうなぁと思っていたのですが、思いの外少なかったですよ。あと、前回の販売実績ですが、旧コード・新コードどちらで書いてあっても不備ではありません。ご安心を〜。
「配置担当者の一言コーナー」は今回の申し込みをベースとして、各担当者がそのジャンルの配置作業を行っていて気がついたこと、またはこれから申し込まれる方へお願いしたいことをお伝えするコーナーです。本音に近い部分で書いておりますので、少々表現がキツい所もあると思いますがご容赦下さい。
先に宣伝しておきますが、過去の「配置担当者からの一言コーナー」がバックナンバーとしてコミケットのWebサイトにて公開中です。前回までの分が公開されていますので、手元にカタログが見当たらず、でも申込書を書かなければならなくなった貴方! 必見ですよ〜!
創作(少女)配置担当
【百合通り】
最近、百合通りは対面にして通路にする形式にしています。いくつかアンケートで好評との感想を頂戴していますので、調整できる限りこのかたちを続けています。今回は数の都合で男性が離れ小島になってしまいました。次はどこまで出来るかわかりませんが、よろしくお願いいたします(つづく)。
で、少し話は変わりますが、最近私と創作小説担当との間で百合の住み分けについて話すことがあります。そうしていると結論は、「オリジナルの百合小説は「創作少女」と「文芸」のどちらでもOKです。 居心地がよさそうなほうでお申し込みください。」ということになります(つづく)。
住み分けは無理に配置担当で誘導するより、サークルさん自身がどう申し込むかという形で自然に決まってゆくのが理想かと思います。どうか自分の肌に合う居所を探して選んでください。
【概要の書き方と配置場所】
「自分の配置場所、周囲を見ると共通項がない気が。頒布物概要の書き方が悪いのかと思い手直しをしてみます。少しずつ変えて研究しようと思います。」という感想をいただきました。私が意図をうまく汲み取って配置できれば良いのですが、力不足で申し訳ありません(つづく)。
創作少女では頒布物概要を配置の時の参考にしています。どんどん記入してください。また、配置が自分のイメージと違ったら、配置用データ裏面の当日の配置への意見欄に、それも含めて記入していただければ幸いです。サークルさんにとって少しでも良い配置ができるようがんばりたいと思います。
【配置場所と抽選方法】
「以前一緒になった人とまた隣になりました。ある程度カテゴリ分けをしてから抽選しているのですか?」との御質問をいただきました。はい、そうです。ですから、ある程度同じ方と一緒になる確率は高くなっていると思います(つづく)。
そのことを喜んでいただける場合もありますが、マンネリとお叱りをいただく場合もあります。特に小さいカテゴリだとそうなる確率が高く、たまにだと喜んでもらえるのですが、繰り返しだと苦情になることが多いようです(つづく)。
時にはカテゴリを少し変えてみたりと工夫はしているのですが、それはそれで苦情になることもあり、万人に良い配置とは難しいものだなと毎回感じています。どんなところが良かった、悪かったとアンケートに感想を書いていただければ参考になりますし、なにより励みになります。どうかアンケートへの記入をお願いいたします。
【年1回の申し込み】
「年1回の申し込みにすると、抽選に不利になるのでしょか?」との質問をいただきました。抽選的には特段不利にはなりませんが、1回落選すると、結果2年間も間が空いてしまうのが事実上の不利益でしょう(つづく)。
前回受付番号だけだと、こういう場合の救済が出来ないため、前々回受付番号も書いてもらうことで配慮できるようにしています。受付番号の記入をお願いします。
【朝の空調について】
「朝冷房が入っていない。」との御意見を多数の方からいただきました。空調は人が入ってから入れ始めています。「暑いから入れてよ」と要求すると、「何百万かかるけど払える?」とにこやかに返されます。まだあまり人がいないうちは空調を入れていません。ご理解のうえ、自衛をお願いします。
【ディスプレイについて】
「ディスプレイ用品の寸法も30cm以下と思っていました。」とのアンケートをいただきました。コミケットでは、ディスプレイについて具体的な数字ではなく、手の届く高さや防災上支障のないようと言った自由度の高い制限の仕方をしています(つづく)。
これは、ディスプレイも表現の一つであると考え、できる限り自由であるべきと考えるからです。最大の制限は、「人の迷惑にならないこと」です。人の迷惑にならないことを第一に、工夫をしてより良い表現をしていただければと思います。
【虫眼鏡】
「カタログには虫眼鏡が必要」とのアンケートをいただきました。まったくです(笑)。以前も書きましたが、私も配置でサークルカットを見るのに、印刷物よりかなり大きいカットでも虫眼鏡が必要になります(つづく)。
特にカットをCGで描いてURLを入れている方。短冊の状態でも読めないのに縮小してカタログに載っても大丈夫だろうか? と心配してしまいます。文字は縮小されることを考えに入れて、読みやすい大きさで書くようにしてください。
【表紙の猫】
「カタログの表紙がかわいかったです。頭の上に猫…いいなぁ…」「表紙の女の子より猫に萌えてしまう。」「猫がかわいくて最高」。前回のカタログの表紙の猫について、上に書いたような非常にすばらしいとの意見を多数いただきました(つづく)。
もう、家の猫が居なくなって久しいのですが、寝ていると胸の上に乗っていたり横で添い寝をしてくれていたりしました。でも、頭の上に乗ってはくれませんでした。頭に乗ってもらって一緒にお出かけ……。あこがれます……、いいなぁ……。
【御猫様のカタログチェック】
恒例となりました掛け合い漫才のコーナーです(もはや居直り)。このようなアンケートをいただきました。「カタログ購入日に一緒にマンレポを読んでいたうちの猫。その後こっそりカタログチェックしてました。しかも外周Aサークル。なんだかねぇ」(つづく)。
御猫様の買出し、Aブロックのサークルでしたか。大変だったことと思います。やはり外周付近は野獣の群れ、御猫様にはあまりにも危険が大きすぎます。買出しは人間が受け持つこととし、御猫様には家で成果をお待ちいただければと思います。というわけで、コミケでは御猫様の御同伴は控えていただけるようお願いいたします。
【同人誌図書館について 同人誌文化】
同人誌図書館についてのアンケートで、以下のようなものをいただきました。「私にとって同人誌はその時の勢いのものだから、後に残したくない。」(つづく)。
感情論として、気持ちはわかります。ただ、アピールマニュアルなどで繰り返し書いてきているように、コミケットの目指すものが「マンガ及びその周辺文化の発展と振興」であることを考えれば、また文化振興のために何をすべきかを考えれば、研究普及のための場の整備は当然視しても良いことと思います(つづく)。
公表を前提とせずに文化的評価を得たものとして、日記文学があげられるかと思います。後世に評価を譲るにしても、残すという行為が無ければその機会さえ失います。現在評価されているから良いのではなく、後に評価できるようちゃんと残して行くことが必要なのです。どうかコミケットの意義を御理解の上、御協力をお願いいたします。
【同人誌図書館について コミケの意義と主張】
続いて同人誌図書館についての意見で、以下のようなものをいただきました。「同人誌図書館という話を勝手にいきなり決めるなんて赦せない。見本誌を出す全サークルに説明をしてから出ないと納得できません」「プレスを申込書と売るな。安くしろ。図書館作る金があるなら安くしろ」(つづく)。
このお二方、言っていることは違いますが根は一つだと思いますので、まとめて回答します。趣旨は過去にも書いていることですし長文になりますが、御容赦下さい(つづく)。
さて、コミケットではマニュアル(申込書セットに収録)・アピール・プレスといくつかの方法で開催に関する主張をしています。昔はプレスはなかったのですが、マニュアルだけでは情報が足りない、特にトピック的なことを入れられない、との意見からプレスが付くようになったと記憶しています(つづく)。
プレスは申込書セットの値段に含まれていませんので、プレスがなくなったからと言って申込書の値段は変わりません。ちなみに、同人誌図書館については、私の記憶する限りなので20年以上前から、準備会が見本誌提出の理由として言い続けていることです(つづく)。
配置用データのアンケートの質問になるのもこれが初めてではなく、過去にも「マニュアルに書いてあるだけでは読まれないのならば、こういう形で浸透させる」ために色々な意見をいただいてきました。コミケに限らず全ての即売会が、何らかの主張によって開催されています。判り易い例はオンリーイベントで、「○○がすき」と開催することでしょう(つづく)。
言い換えてみると、このお二人の仰っていることは、何十年も宣言してやっているオンリーイベントに対して「チラシなんか刷るな」「アフターイベントなんかやるな」とか「○○オンリーをサークルに相談もせず勝手にやるなんて赦せない」と言って申し込んでいるようなものです(つづく)。
お二人の主張を見ると、準備会のお知らせを見ていただけていない、また、意義を理解していただけていないと感じられます。ようするに、人の言っていることを聞かないで、ただ言葉だけに反応して、ご意見を組み立てていらっしゃるように感じます(つづく)。
先の方のように意見をいただければ、納得していただけるよう説明も出来ますし、三十年もその努力をしてきたつもりです。が、はじめから言うことを聞いていない人相手に何を説得すればよいのでしょう? 多分、本来選んでもらう側として言ってはいけないことなのでしょうが、こう言うしかないのでしょう(つづく)。
何度も、いろんな切り口から書いていることですが、一番重要なことだと思っているので、何度でも書きます。コミケットはサークルさんから参加するイベントとして選んでもらうために主張を伝えるものを用意しています。その上で主張を理解してもらって、皆に選んでもらいたいと思っています(つづく)。
でも、主張を理解していただけず、望むものと違うのであれば、その望みに合ったイベントを選んで参加してください。もしそれでもだめだったら、自分でその場を作ってください。その努力をしてください。コミケットもそうやって作られたイベントの一つなのですから。そして何より、選択の権利は準備会ではなく、サークルにあるのですから(つづく)。
なお、補足ですが、他を選んでください、と書いていますが、アンケートの内容で落とすことはしていません。少なくとも今回は(理由は不十分でも)コミケを選んで申し込んでいただいたのですから、適正に抽選しています(つづく)。
また、貴重な御意見ですので、どしどしアンケートへの書き込みをお願いします。書いていただけなければ、こうして説明することも出来ません。よろしくお願いいたします(やっと終わり) 。
【同人誌図書館について 見てきた夢】
さて、この項最後に、こんな話を。こういった事があると必ず言われることがあります。「あの人がいればこんなことはしなかった。」という一言です。コミケの場合、米ヤンやイワえもんがあの人に当たるかな、と思います。そして、この図書館という話、あの人たちが生前言い続けていた夢です(つづく)。
コミケットがここまで大きくなったのはあの人たちの尽力であったことは言うまでもありません。だからこそ、そのコミケを継いだ我々が、その夢も受け継ぎ実現に力を尽くすのは当然の責務だと思っています。皆様の御理解とご協力をお願いいたします。
【一言が少ない】
「一言が少ない」とのお叱りの感想をいただきました。ごめんなさい。今回もっと少ないです。執筆中に風邪を引いて寝込んでしまいました。もっと書きたいことがあったのに。体が資本です。皆さんもお体には十分気をつけて、冬コミを乗り切ってください。また、夏にお会いしましょう。
創作(JUNE)配置担当
【小説と漫画の分離】
この要望が時々ありますが、両者を載せた本を発行するサークルさんもあれば、両者の合体申込もあるため、完全分離は不可能です。また、サークルカットにイラストを用い、申込書に「小説」の記載がないサークルさんが、実際には小説サークルであることも珍しくないため、そもそも両者をすべて峻別することもできません。ご理解ください。
評論・情報配置担当
【ジャンル違い】
当ジャンルのごった煮的性格上、全ジャンル中、もっともジャンル違いにうるさくないジャンルですが、それでも、明らかに他ジャンルが当てはまるサークルさんは、当ジャンルへの申込は、やめてください。
【合体の傾向】
合体申込で、あまりにも傾向の違う合体は、同じジャンルとはいえ、配置が非常に難しくなります。できればやめていただけると幸いです。
【よくわからない自己主張】
毎回、「よくわからない自己主張」とでもいうしかないサブジャンルを作る羽目になるのですが、自分のサークルはどういう同人誌を出しているのか、頒布物概要にて説明を丁寧にお願いします。そうしないと、意に沿わない場所に配置される可能性がどうしても高くになってしまいます。
学漫配置担当
【今回の書類不備】
今回の書類不備は、学校名無しと持ち込み予定無しが大半でした。それと多いのが、「前回申込」欄の記入漏れ。傾向をいくつか解説します(つづく)
【今回の書類不備 その2 学校名なし】
今回も一番多いのは学校名をちゃんと書いていないサークルです。学校名はサークル名カット(それがいやなら)頒布物概要のどれかに書いてあれば大丈夫です。また、学校もしくはサークル名のアルファベットの略号だけというサークルさんが結構多いです。正直それだけだと判別できません。ちゃんと書いてください。
【今回の書類不備 その3 連没救済】
毎回学校名を書いていないサークルのうち、いくつかが3回落選したら救済するという原則により今回受かっています。ですが、このまま学校名を書かないと、また落選が続きます。学校名を書くことを引き継いでください。迷惑するのは、あなた方の次の代になります(つづく)。
【今回の書類不備 その4 連没救済】
学校サークルは、後の代まで引き継ぐことが前提です。そうである以上、正しい習慣を引き継いでください。というわけで、前回受付番号は、連没の救済がありますので、ちゃんと書きましょう。
【今回の書類不備 その5 アンケートより】
で、こんなアンケートをもらいました。
「学内で唯一の創作漫画系クラブなので、コミケに参加できることを目標に活動しています。」
だったら学校名をちゃんと書こう!
【今回の書類不備 その6 さらし者】
PCの変換ミスならいざ知らず、手書きで学校名を間違えるのはさすがに恥ずかしいですよ。しかも記入箇所全部間違ってる。自分の学校名くらいちゃんと書けるようになりましょう。もし間違って受かっていたら、学校名の間違ったカットがカタログに載るという、これも恥ずかしいさらし者になるところです。気をつけましょう。
【持込予定数なし】
持込予定数なしのサークルは、なぜかオンライン申込のものがほとんどでした。学校のサークルなのだから、過去の蓄積や学祭での出し物などあるかと思います。コミケットに来るのですから、頒布するものが何もないということはあまり無いはずです。ちゃんと記入してください。
【申込期間】
「申込期間にもっと猶予がほしい」というアンケートをもらいました。
コミケの申込期間は、カタログ作成の工程から逆算して決まっています。冬の申込は、必要期間を実質的に割っているため、コミケ終了直後になります。コミケ当日前に受付ても、結局当日の準備で忙しく、受付をやっていられません(つづく)。
ちょっと前の「コミケットプレス」にも載りましたが、なにせ5万通近くの受付処理に、抽選配置、特に3万5千弱のサークルカットのカタログ台紙への張り込み作業。かなりの量になります。準備会はボランティア団体で皆本業を持っていますので、集まりやすい土日に集中した作業が主になります(つづく)。
するとどう計算しても日数(土日の数)が足りない。後は努力と根性と勇気でカバーしています。準備会はこんな状況で作業しています。そんな中で、オンライン申込で入力作業の一部をサークル自らにやってもらうことで、多少締切を延ばすことに成功しています(つづく)。
申込期間が短いのは十分承知していますが、準備会としてもこれ以上遅らせるのはカタログ発売が遅くなるためできない状況です。御容赦ください。短い申込期間ですが、ミスの無い申込を心がけてください。
【ジャンル分け】
「学漫の中でジャンル分けを」というアンケートをもらいました。
一応してあるのですが。漫研を始めとしてアニ研・イラスト研・SF研・文芸研・(最近多くなった)現視研などなど、かなり雑多になります(つづく)。
サークル名や頒布物概要欄を元にかなり細かく分けているつもりですが、概要欄に何も書いていないところも多く、分けられていないような印象を与えてしまっているかもしれません。より良い配置のために概要欄への記入をよろしくお願いします。