配置担当
【コミケット79】
毎度お馴染みとなりました「配置担当者の一言コーナー」をお送りいたします。いやぁ〜、それにしても今年の夏は暑すぎましたね。急に暑くなった訳ではなく、事前からずっと暑かったこともあり、倒れられた方はそんなに多くはなかったようですが……。冬は冬で寒くなるそうですから、体調管理は十分に行ってくださいね。
【告知!】
次回コミケット80の申込からサークルカットの大きさが若干変更となります。詳しくは申込書や circle.msのカットテンプレートページを参照していただくとして……。同じサークルカットを使い回している方! それもう使えませんよ!
配置担当者としては「サークルカットがきれいに印刷に出る」というのも当落の一部と考えています。郵送で送られてきた申込でカットのトーンやインレタが剥がれて修復不可能なものを落選の扱いにしてきたことと同様に、オンラインで申込まれたものも「意図した通りに出ない」と判断されたものは抽選に不利になると思います。
というわけで、次回サークル参加を予定されている方は、いつも以上に申込書や circle.msの申込ページをご確認いただいた上でお申し込みください(具体的な変更サイズについて、ここでは書きません。お手元に前回の申込書のコピーがある方は、申込書を書かれる時点でご自分の目で確かめてみてください。どこが変わったか一目瞭然です)
【コミケット79】
C78で行った撤去ブロックの変更ですが、今回も行います。東地区外周向かいの4ブロックの内、1日目終了後に1ブロックが、2日目終了後に2ブロックが撤去され、1ブロックが3日目まで残ります。このカタログでよくご確認ください(前回同様、この対応によっての総参加サークル数に変更はありません)。
申込総数は冬の申込ということで夏コミより少々減りましたので、抽選率的には多少良くなった冬コミですが、それでも、1万6千サークルが抽選漏れ……。申込時の小さなミスが抽選漏れのきっかけになります。そんな時こそ、「配置担当者の一言コーナー」、お役に立ちますよ〜!
「配置担当者の一言コーナー」は今回の申込をベースに、各担当者がそのジャンルの配置作業で気がついたこと、またはこれから申込む方へお願いしたいことをお伝えするコーナーです。本音に近い部分で語っておりますので、少々表現がキツい所もありますが、ご容赦ください。
先に宣伝しておきますが、過去の「配置担当者の一言コーナー」がバックナンバーとしてコミケット公式Webにて公開中です。更新が遅れていなければ前回カタログ掲載分までが掲載されていますので、前回申込んだのに落選、どうも書類不備らしいがどこを注意すればいいのかわからない、という貴方! 必見です!!
創作(少女)配置担当
【中年は落ちるのか?】
「周囲の同世代サークルがよく落ちる。中年は落ちるのか?」との御感想をいただきました。さて中年というわけではありませんが、最近目立つようになってきたのは、特にベテランの方が慣れからか、雑な申込書の書き方をなされて、書類不備になる方がいらっしゃることです。(続く)
申込がまた増加傾向にあるので、書類不備に厳しく対応すると、どうしてもそういう方が目立ってしまいます。記入載れやカットの左上のスペース番号への貼り込みなど、ケアレスミスがほとんどです。申込は慣れに頼らないで、しっかり説明を読んで記入してください。
【オンライン申込で目立つこと】
そのほか最近、特にオンライン申込のカットで目に付く以下のようなものがあります。不備になるもの、不備にならなくても抽選時かなり不利になるもの等あります。気をつけてください。 1)カットにサークル名を入れない。(文句なしで書類不備です)(続く)
2)カット内の文字が小さすぎる、3)出力すると、つぶれたりとんでしまったりして、印刷に出ないもの。縮尺されることを考えてください。原寸で虫眼鏡の必要な文字やつぶれて見えないカットは、印刷時には確実にわからなくなります。一度プリントアウトして、それを縮小コピーをかけて、現物確認した方が良いでしょう。(続く)
【自分の居場所】
「私はこのジャンルなのだろうか? もう少し違う視点からがよい?」という感想をいただきました。2つ視点があると思います。まず配置担当者の視点から。配置は基本的に頒布物概要・サークルカット・発行物から判断しています。それによる配置結果がご自分のイメージと異なるなら、頒布物概要に説明を書いてください。(続く)
ただ、他に当てはまるようなカテゴリがない場合など、結局元に戻ることもあります。また、カットなどもそのカテゴリにどういったカットが似合うのか考えていただけると幸いです。皆様からいただいたそういう情報を元に、できるだけ希望に添える配置ができるよう努力します。(続く)
もう一つ、サークルからの視点について。サークル自身で考える自分にとって座りの良い場所、というものがあると思います。これは自分で探すしかないかと思います。色々なイベントを歩いてみて直接肌で感じてみたり、申し込んで実際に座ってみて判断するしかないと思います。(続く)
コミケは年2回しかありませんから、いろいろなジャンルをサークルとして体験するも難しいでしょうが、当日時間を見つけて歩いてみてください。どこかに自分にとってここだと思える場所があるはずです。自分にしっくり来る居場所を見つけていただければと思います。それを頒布物概要に書いてください。やはり希望に添えるよう努力します。
【理想の配置】
「人気サークルが島角にあり、内側のサークルは見てもらえない。見てもらえるチャンスが満遍なく与えられる配置がよいなと思う。」とのご意見をいただきました。例えば、同じ島角にしてもサークルさんによって良し悪しの感想が違ったりします。満遍なく見てもらえる配置、というのは場所による感想を越えて理想なのだと思います。(続く)
売れる配置、交流できる配置、様々な理想の配置があると思います。一つでもそんな理想の配置に近づくことができるよう、試行錯誤の繰り返しですががんばっていきます。どうかお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。
【ディスプレイについて】
「両隣のディスプレイが高い。配置用データの中に高さの項目を作り、それで配置をしてほしい」とのご要望をいただきました。固定でディスプレイを持っているなら良いのですが、普通のサークルが半年前にディスプレイ計画まで立てられるものでしょうか? 半年先の発行物の予定すら皆さん悩んでいるのに……と思っています。(続く)
本ならば違うジャンルの本を出しても、突発でコピー誌作りました、で済む以上、ディスプレイを即興で工夫しました、と言われて済ますことになります(安全なら)。ディスプレイは、予定している本のジャンルより当日までに変わる可能性が高いと思います。となると結局あまり意味がないことになります。(続く)
何よりコミケットは表現に対して極力規制をしたくありません。できるだけ自由度を高めたいと思っています。これは手段としてのディスプレイに対しても同じことを言います。逆に工夫の余地の大きい部分になりますので、ぜひその自由度を活用していただきたいと思います。
【サブジャンル】
「前回カタログの一言を見た上で、やはり百合のサブジャンルがほしい」「エッセイジャンルを作ってほしい」というご要望をいただきました。前回配置責任者も書いていますが、創作は敢えてサブジャンルを作っていないところがあります。(続く)
他のジャンルでも様々なサブジャンルを作って欲しいとの要望がありますが、準備会としてはあまり積極的ではありません。コミケットは自由な表現の場であり、サークルさんの自由度は高めていたいと思っています。そして、ジャンルの選択もサークルに行使して欲しい自由度の一つだと考えています。(続く)
自由を行使したその結果、自然に方向付けがされるのが理想的だと考えています。自由度を下げることは極力避けたいのです。結局前回と同じことを、言葉を変えて説明しているのだとわかっていますが、繰り返し説明して御理解いただくしかないのです。
【ルールについて】
「カタログで書かれているルールはNG関係ばかり」との御意見をいただきました。元々は自由にするためにやってはダメなことを例示しているからなのです。そして、マナーで解決すべきところはできればマナーで解決してほしいのです。(続く)
ですが、それだけではうまくいかないことも多く、いろいろな事柄に対応するためどんどんルールの数が増えていって、結局今のようになっています。本末転倒ではあるのですが、(自由と規制双方の意味で)効果的なのも事実なのでこうなっています。(続く)
最近では準備会内でも見直しの機運が高まっているので(今回のカタログ諸注意やアピール参照)、私も行く先を見守っています。
【ポスターの高さ】
「壁にポスターを貼れる高さが、手の届く高さまでというように、現場で運用されているのは、背の高い人ほど得であり、公平でない」とのご意見をいただきました。きっちり数字を決めると、誰もが手の届く高さであることが必要になります。それはかなり小さい数字になります。万人を安全にするためには、理不尽な規制を強いることになります。(続く)
こうした規制より、はっきりとした数字にしないことを緩和策として機能させることで、利便と実効性の両立を図っています。頑なにきっちりと決めるのでなく、緩やかな運用を利用してうまく工夫して欲しい。それが表現に対して極力規制を避けたい準備会の願いです。(続く)
【搬入の高さ制限】
配置責任者:割り込みます。ポスターの高さとは異なり、例えば搬入の高さはアピールで150cmに制限されています。これは、女性の平均身長を超えないように設定されています。安全と必要に応じて、制限の仕方の使い分けをしているとご理解ください。
【隣の迷惑とコミュニケーション】
「隣のサークルのはみだしがひどかったが、注意する勇気が出なく、そのままに。」というお話をいただきました。また、「出入りするところに展示物を出し、ほかのサークルが出入りできない。スタッフが気づいて注意してほしい」という御意見もいただきました。(続く)
まとめてお答えさせていただきます。コミケットはコミュニケーションの場です。相手に声をかけるのはコミュニケーションの第一歩です。それが苦情であれ、先ず声をかけてください。全てはそれからです。(続く)
自分の迷惑は人にはわかりません。人に気付けと言うのではなく、自分から主張するべきです。その上で相手と話して相手の主張を聞き、折り合いを付けてください。(続く)
確かに知らない人と話すのは勇気のいることですが、その一歩を踏み出さないと、何も始まりません。人に頼ってしまっては意味がありません。自分で動いてください。その先にこそ交流があるのですから。
【体調管理】
「クラクラするので梅干と水分を補給してみたら、シャッキリ。熱中症になりかかっていました。」というお話をいただきました。準備会スタッフの中には岩塩と氷砂糖のセットを用意して持ち歩く人が多くいます。最近はシオタブという塩の錠剤があるので、それを使っている人もいます。(続く)
各自が自衛手段を考え、実施しています。疲れていると本当に岩塩が甘く感じるので、注意が必要です。冬は冬で寒さ対策が重要になります。服装の調節や携帯カイロなどのアイテムを駆使して、体調に気をつけて当日を乗り切りましょう。
【運動のバトン】
「大きな問題は記事などをサークルの手に渡るようにしてほしい。バトンを回し続けることが大事です。」とのご意見をいただきました。市民運動の方法論ですね。コミケットも元はそうした運動から来ているものです。
コミケットも様々な問題を持ち、運動体として活動しています。限られたメディアで刻々と変わる問題に対応していくのは難しいのでしょうが、言うべきことは言っていかなくてはいけないのです。
今勝ち得ているこの表現の自由がなくならないよう、同人誌という形でそれを最大限享受している私たちすべての参加者が意識していかなくてはなりません。コミケそのものがバトンを渡して行くコミュニケーションの場であり運動体です。意識して臨んでほしいものです。
【新たな道具と影響】
「ツイッターの力を感じる。配布物案内をつぶやくと普段来ない人が足を運んでくれる。ちょっと驚きました」というご感想をいただきました。また「新刊が落ちたとサイトで告知したのに、それを見て来てくれる人がいる。」という御感想もいただきました。(続く)
近年はこうしたインフラの整備がなされ、リアルタイムでの情報の発信や入手ができるようになりました。皆様も便利な道具として活用しているものと思います。こうしたものからニコ動のような新たな表現が生まれてきているのは喜ばしい限りなのですが、進歩が早すぎて追いつくのが大変です。(続く)
「ツイッターでわかっていない人が常識を作って広めていて、うそが多い」「ネットで便利になったが、手順に目も通さないで権利だけ主張できるようになった。」といった否定的なご意見もいただきます。(続く)
便利なものが出来ると、逆にその弊害もあります。多量の情報があると当然それを取捨選択する技能が発達します。ここで問題なのですが、ほしい情報と伝えたい情報が違うということです。(続く)
それだけでなく、伝えたい情報が不要な情報として捨てられてしまう上に、自分にとって都合の良い「嘘」の情報を真実として選択してしまうことです。こればかりは受け手が成熟してくれないとどうしようもありません。どんなに情報を伝えても、不要な情報だと切り捨てられてしまうのですから。(続く)
いくらこれが正しい情報だといっても、公式発表なんておためごかしで意味がない、と切り捨てられたらそこまでなのです。結局経験に勝る情報はないのです。嘘の情報で被害を受ける前に警告したいのですが、受け取ってもらえませんことも。痛い目を見て体で覚えるしかないのでしょうか?(続く)
「創作の減少が目立つ。ブログやツイッターなどでネタの小出しによるガス抜きをしてしまい、作品に結実しなくなる」とのご意見をいただきました。便利になって情報の発信(=作品の発表)が容易になると、安易なところで立ち止まってしまう人が出るのも当然なのでしょう。(続く)
ですが逆にそれは裾野が広がるチャンスだとも思っています。「玉石混合ならば石が増えれば玉も増える」、裾野を広げることが大事だと、故イワえもんがよく言っていた言葉です。石が玉になって行くのを長い目で見守って行くべきなのでしょう。
この項最後に雑談を。ここまで最近の技術の進歩の影響の話をしてきましたが、これとは逆にアナログの極みであるペン製造に関する今回のコミケットプレスの記事について、非常に好評であったことが、何よりうれしく思います。(続く)
温故知新ではありませんが、様々な道具が時代と共にあったのだとおもいます。新しい道具も古い道具も、よい形で活用して、よりよい表現を目指していってほしいと思います。
【料金の徴収】
「お客様気分の参加者にぐったり。お金を取って自覚を促すべき」との御意見をいただきました。準備会の考えですが、要するに「お金なんか取ったらもっとお客様になる。」が答えになります。入場料を取るならその分サークルさんから本を買ってほしいという願いもあります。
【コスプレROM】
「過激なコスプレROMのサークルがあります。どうしているのですか?」という御質問をいただききました。準備会では血の滲む努力でコスプレROMの見本誌を当日確認し、適切な対応をしています。(続く)
担当者は会場一角に用意された小部屋に缶詰になって延々とコスプレROMを確認しています。当日は朝から見本誌が提出されるとすぐに確認の部屋にメディアが送られ、確認作業をします。ただ、ひたすらに何時間も確認が終わるまで画像を見続けています。
【サバイバルコミケ】
「水戸の次はサバイバルコミケだ」という御意見をいただきました。大昔の「コミケットセレクション」に載ったマンガに、日本アルプスでのジェノサイドコミケットというものがありました。(続く)
参加者の増大に対応しきれなくなったコミケットが、口減らしのため過酷な環境での開催に挑む。というものでした。サバイバルなんかやったら、その話が洒落にならなくなりそうで、個人的に嫌です。(それ以上に、結構喜んで乗りそうな人が一杯いるのも嫌なのですが)
【アンケート2題】
「アンケートに悪口を書いた。これで落とされる。という脅迫めいたメールを受けた」というお話を戴きました。何度も書いていますが、一通のアンケートだけを準備会は信用して、抽選漏れにするようなことはありません。(続く)
アンケートの内容は配置上の注意(こういう場合は隣にしないよう配慮)に活用していますので、脅迫の意味はありません。逆にこういう人の隣にしないなどの配慮はなるべくしますので、アンケートに当日の感想など書いてください。(続く)
続いて「アンケートの記入で当落が左右されるなら、義務化すればよい」という御意見をいただきました。準備会としては極力書いてほしいので、「記入して頂くと抽選時に若干有利になる事があります」とお願いしていますが、義務化するべきものとは思っていません。(続く)
運営上配置上の貴重な情報ですので、書いていただくことが引いてはサークルさんの利益に繋がるとは思っています。ぜひアンケートに記入をお願いいたします。
【カタログの紙】
「カタログが重い。アメコミのような紙を使えばいいのに」という御意見をいただきました。カタログのあの紙は、あの薄さにして裏写りしない紙が選ばれています。紙を変えると、かなり分厚く重くなってしまいます。(続く)
アメコミにしても雑誌用の紙は軽くて裏写りしないために、かなり厚くなっています。カタログに使うと、電話帳の比ではなく厚くなってしまいます。今のページ数だと、恐らく製本が出来ない域まで厚くなります。ちょっと他の紙は考えられません。
【呪詛】
「配置担当者さんに呪詛は有効なんですね!! 窓ノックの次は机の下から覗き見だ!」という感想を頂戴しました。えー、このお便りを読んで、昔の恐怖マンガ(特に少女マンガの)を彷彿として懐かしい気分になってしまいました。(by親方)(続く)
猫が窓を叩いて入れてくれと言ってくる、猫が机の下から遊んでと見上げてくる、素晴らしい生活ではないですか。(by猫担当)
なんか猫担当が変な風に壊れてます。……という訳で呪詛は結構有効なようです。
創作(少女)配置担当猫担当
【カタログチェック】
「忙しくてカタログチェックできずにいたら、猫がカタログの上に乗っていてものすごい瞳でにらまれました。」とのお話をいただきました。会場に行けない猫様にとっては、楽しみは皆様が持って帰られる成果でしょう。(続く)
ちゃんとカタログチェックをしていないと成果を持って帰れないのではないかと、猫様も苛立っておられるのでしょうか? 早くカタログチェックをしろ、との催促をされているものと思います。(続く)
猛獣のような人の闊歩する会場は、御猫様の安全を確保できるような場所ではなく、御来場を諦めていただいております。代わりに成果物を楽しみになさっていることと思います。御猫様の満足のためがんばってください。……というわけで、会場はペット同伴禁止です。(続く)
【よい夢を】
「カタログはお猫さまの枕になっている。厚さがちょうどよいようです」というお話をいただきました。カタログも御猫様の役に立てるなら幸せでしょう。御猫様には会場に来られない分、カタログの枕でいい夢を見てもらいたいものです。いい話で和んだところで、今回の創作(少女)配置担当者の一言は終了です。
創作(JUNE)配置担当
【ゲイコミックについて】
すでに何度か申し上げたとおり、申込ジャンルが創作(JUNE)で、作品傾向が「ゲイコミック」(主として男性読者向け)の方は、「頒布物概要」にその旨を必ずご記入ください。書き方としては、「ゲイコミック」か「男性向」だと明確なのですが、「ホモ」ではさすがに判断に迷います。「ガチホモ」ならほぼ迷いませんが……。(続く)
「JUNEは女性向けジャンルなのだから、ゲイコミックはジャンル違いでは?」というご指摘も一部にはあります。これについては、まだBLという言葉もなく「耽美系」と呼ばれていた時代から、創作(JUNE)に申し込んだ男性向ゲイコミックサークルを受け入れてきた経緯があるとご理解ください。(続く)
ただ、前回のゲイコミックサークル周辺の混乱について、女性参加者からの苦情が急に増えました。その内容を総合すると、単なる混雑以上に困った状況があったようです。(続く)
それによると、見本誌チェックで要修正となり、スペース内部で修正作業をしているサークルがあり、その作業を見物するため、当該サークルの裏側あたる女性向けサークルの前に男性たちが居続け、女性が近づけなかったそうです。自重をお願いします。
【BLでもパロディはすべて不備扱いです】
当ジャンルは創作ジャンルですので、パロディでの当ジャンルへの申込は「ジャンル違い」で不備扱いになる典型例です。元の作品に対応したジャンルで申し込んでください。例えば、BL小説ならFC(小説)、BLマンガならFC(少女)、BLゲームならゲーム(恋愛)となります。
学漫配置担当
【書類不備】
今回も書類不備の極端に多い学漫です。よく書類不備がない限り落ちないと言われているようですが、申込全体の数割に書類不備があり落選数の2/3近くを賄えているので、その噂もあながち嘘ではなくなってしまいます。他のジャンルと比べてこの数は異常です。はっきり言って情けないので、気合を入れて申込書類を書いてください。(続く)
このジャンル特有の学校名記載不備のほかにも、各種記入漏れが非常に多く見かけられます。代々注意点を引き継ぐことや複数人でチェックするなど、学漫ならではの書類不備の防止策もあります。ケアレスミスに注意して、しっかりと申込をしてください。
【学校名を記入してください】
相変わらず学漫で申込んでいて、学校名を書いていなかったり、略号だけだったりのサークルが後を絶ちません。サークル名¥カット¥概要のいずれかに、略称ではなく正式な学校名を入れてください。50音リストに学校名が記載されるので、サークル名への記入を勧めます。(続く)
学漫は学校漫研などであり、学生サークルやその周辺を対象としています。所属母体となる学校名は必ず記入してください。また、そうでない場合はどのような立場で学漫に申し込むのか、頒布物概要欄に記入してください。学校名・事情説明のないサークルは、書類不備として扱っています。
【OBの方へ】
同じサークルで現役だけでなくOBからも申し込まれたものがありました。学漫の性質上、学校との兼ね合いで学生が直接サークルを取るわけにいかず、OB会の名前を借りる場合があることは承知しています。これは学生運動の名残であり、未だに払拭しきれていないことです。(続く)
ですが、現役と競合するのであれば、現役に席を譲ってください。同窓会の待ち合わせであるなら、わざわざサークルを取らず現役に話を通してそこでやってください。それもまた世代交流であり、引き継いで欲しいものです。学漫はあくまで現役の学生が主役です。
【春コミ】
みとコミケについて、春コミとして定着させてはどうか、という意見をもらった。昔はあったんだよ。春コミっていうものが。でもね、コミケは大きくなってしまって、年3回は無理になったんだ。(続く)
現在5年に1回スペシャルをやっているのは、違う目的のためであって、昔の春コミの代わりにやるという意味合いではない。春が空いた時期だからSPができるという意味合いになっているんだ。悲しいけど毎年は無理なんだ。というかあの苦労は5年に1回で十分だ。
【汎大学間組織】
久しぶりに関東で汎大学間組織の動きが出てきたようで、今後どうなるか楽しみにしています。推進力となる個人に頼るのではなく、組織としてどうやって活動を維持して行くかが継続の鍵になります。頑張って活動を続けてほしいものです。(続く)
関東在住なのでどうしても情報が偏ります。最近では京都周辺で汎大学間の動きを聞くことがあるくらいです。そういう情報があったら、よろしければアンケートに書いてください。配置の参考にもなります。
評論・情報配置担当
【ジャンル違い】
当ジャンルのごった煮的性格上、全ジャンル中、もっともジャンル違いにうるさくないジャンルですが、それでも、明らかに他ジャンルが当てはまるサークルさんは、抽選漏れとさせていただいています。申込書をよくお読みの上、適切なジャンルの選択をお願いします。(続く)
例えば、アニメ、ゲーム、特撮に関する評論は、それぞれ、ジャンルコード500「アニメ(その他)」、ジャンルコード300「ゲーム(その他)」、ジャンルコード620「特撮・SF・FT」でお申し込みください。
【合体の傾向】
合体申込で、あまりにも傾向の違う合体は、同じジャンルとはいえ、配置が非常に難しくなります。できればやめていただけると幸いです。
【よくわからない自己主張】
自分のサークルはどんな本を出しているのか、頒布物概要にて説明を丁寧にお願いします。説明がないと、意に沿わない場所に配置される可能性がどうしても高くなりますし、まず配置担当者に伝わらなければ、買いに来る一般参加者にはもっと伝わりません。