配置担当
【コミケット80】
いつも通り「配置担当者の一言コーナー」をお送りいたします。最初に、東日本大震災により被災された皆さんに、心よりお見舞い申し上げます。同時に、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げますとともに、参加が困難となってしまった皆さんの一日も早いお帰りを準備会スタッフ一同、お待ちしております。
準備会では震災後にこのコミケット80に申し込んだサークルのキャンセル受付を行いまして、400件近い数の申込を受付ました。キャンセル受付されたもの以外は通常の配置作業が行われています。
震災以外の件ですと、サークルさん宛には「緊急アピール」としてお出ししましたが、新しい都条例が7月1日から施行され、今回のコミケットから適用となります。非常に短く意訳すると「いつも通り」となるのですが、詳しいことはここでは書ききれないので、今一度「緊急アピール」を読み直すことを推奨します。
前回のCD-ROMカタログのカットページに続き、冊子版カタログのカットページそのものがデジタル化されました。郵送申込については、準備会でスキャニングを行い、オンライン分と合わせて、版下のデジタル化が行われています。ご自分のカット、きれいに印刷されていますでしょうか?
話は前後しますが、今回の申込からサークルカットのサイズが若干ながら変わっています。また、冊子版カタログ版下のデジタル化に伴い、オンライン申込で使用するサークルカットのテンプレートも変更されています。そのせいか、今回の申込で明らかに前回までのカットを流用したと思われる、一部変なカットを散見しました。ご注意ください。
また、冊子版カタログ版下のデジタル化に伴い、郵送で申込まれているサークルカットの書類不備基準について、若干の変更があります。また、この変更は今回の申込分から既に適用されていますが、詳しくは後半の詳細説明で解説します。(スキャニングに伴う注意点が殆どです、オンライン分での適用ではありませんがご一読をお勧めします)
C78から行っている撤去ブロックの変更ですが、今回も行います。東地区外周向かいの4ブロックの内、1日目終了後に1ブロックが、2日目終了後に2ブロックが撤去され、1ブロックが3日目まで残ります。詳しくはアピールもしくはこのカタログでご確認ください(この対応によっての総参加サークル数に変更はありません)。
全申込総数におけるオンライン申込の比率ですが、2/3を超えています。また、ジャンルによっては8割以上がオンライン申込となっています。オンライン申込は「書類不備が無い」はずだったのですが、記入内容が間違っていれば当然のことながら抽選洩れ扱いになります。「配置担当者の一言コーナー」、読んで損はありませんよ。
既に当たり前のように使われているツイッターですが、準備会でもアカウントを作成いたしました。基本的にお知らせ用なので頻繁にはつぶやきませんが、フォローしておくと、役に立つと思います。アカウントは @comiketofficial です。よろしくお願いします。
「配置担当者の一言コーナー」は今回の申込をベースとして、各担当者がそのジャンルの配置作業を行っていて気がついたこと、またはこれから申し込まれる方へお願いしたいことをお伝えするコーナーです。本音に近い部分で書いておりますので、少々表現がキツいところもあると思いますがご容赦ください。
先に宣伝しておきますが、過去の「配置担当者の一言コーナー」がバックナンバーとしてコミケット公式サイトにて公開中です。前回カタログ掲載分までが掲載されていますので、前回申し込んだのに落選、どうも書類不備らしいがどこを注意すればいいのかわからない、という貴方!必見です!!
創作(少女)配置担当
【募金について】
今回の一言は締切を遥か越え、携帯の電波も届かずテレビも映らない山奥、コミケットの森のロッジで書いています。皆さんからの森林保護募金を元に、十数年前に植樹をしたコミケットの森も木々は私たちの背丈を遥かに越え、プレートがあってもわからないほど自然に溶け込んでしまっています。(続く)
私たちが木を植えたことも、こうして自然に還ってゆくのでしょう。さて今回は震災義援金として募金活動を行います。皆様からのご厚意は確実に役に立っています。よろしくお願いいたします。
【封筒の宛名書き】
「不備になるので、申込の封筒の『行』を『御中』に直してはいけないと思っていた。コミケの申込は大学の申込以上に余計なことをしてはいけないものだと……。」というご感想をいただきました。(続く)
まぁ、「コミケの常識は世間の非常識」とも言われますが、世間の常識がコミケの非常識になるわけではないので、そこまで過剰に考えなくてもよいかと。いずれにせよ、書類不備には気をつけて申込んでください。
【ジャンル内抽選率】
「創作は自由度の高いジャンルといわれていますが、その細かなジャンルの中でも抽選率は同じなのですか?」というご質問をいただきました。ほぼ同じになるようにしていますが、あまり細かくして行くと、島や机単位にするための数サークルの調整が大きなウェイトを占めてしまい、割合的には変わってしまう部分があります。(続く)
又、あまり細かくするとそれこそ一サークル一ジャンルにまで行ってしまうので、ある程度大まかなところでジャンル分けと抽選をするようにしています。このような条件下ですが、ほぼ同じ抽選率になるよう調整しています。
【ジャンル枠】
「弱小ジャンルで枠を減らされているのか年々寂しくなっています。」との感想をいただきました。抽選率を枠として配置数を決めています。先に書いていますが、抽選率は平均させています。申込数によっていますので、申込数が減った分だけ配置数も減ります。ご理解ください。
又、あまり細かくするとそれこそ一サークル一ジャンルにまで行ってしまうので、ある程度大まかなところでジャンル分けと抽選をするようにしています。このような条件下ですが、ほぼ同じ抽選率になるよう調整しています。
【エッセイジャンル】
「エッセイジャンルがほしい」との御意見をいただきました。さて、擬人化でも思ったことなのですが、きっと絶対書いてくださった方が、思い描いたようなジャンルにはなりません。参加者がある程度嗜好で固まるオンリーやその他のイベントと違い、コミケットはそれこそ千差万別な人が集まります。(続く)
広い定義のできるジャンルを作ると、そこに様々な人が集まります。その中には、このジャンルがほしいと思った人たちとはまったく別の人も含まれます。そして、その人たちをコミケットは否定しません。そのときの拒絶と反発が目に見えているので、あまり積極的になれません。
【少年と少女の区別】
「少年と少女の区別について、他のジャンルのように明確ではない。根本的に考え方が違う。」というご意見をいただきました。まったくその通りです。創作ジャンルについては特に、そのあいまいさがサークルさんに享受してもらえる自由度だと思っています。(続く)
他のジャンルはカップリングなどできっちり分けないとサークルさんにご迷惑がかかるため明確な分け方をしますが、創作についてはそうではないため、様々なサークルを受け入れています。代わりに頒布物概要をしっかり書くことと、活動内容に沿ったカットを描くことをしてほしいとと思います。配置の材料はカットと頒布物概要だけになります。
【撤収時の女性】
「最終日は買い物→献血→撤収と参加。撤収は女性が私一人で目立ってしまいました。」との感想をいただきました。前回は創作少女は2日目でしたので、設営以外フル参戦と言った趣でしょうか? コミケを御満喫いただけたかと思います。(続く)
さて、スタッフの身内を見ると、部屋詰めの裏方デスクワークのストレスを開放せんがばかりに、設営と撤収に生き生きと走り回る姐御様方を知っているだけに、そんなに少ないのかなぁ、と思ってしまいますが、(特に冬の)最終日の人口比を考えれば納得せざるを得ないと言ったところでしょうか?
【東京駅の落し物】
「東京駅バス停でお財布の落し物。スタッフがいてくれれば相談ができたのに。」というご意見をいただきました。えー、さすがにそこまで人を展開していません。斥候は出ることもありますが。逆にそこで準備会が落し物を受け取ってしまうと、管理責任が無い場所なので問題が起こってしまいます。素直に警察に届けてください。
【西地区食糧事情】
アンケートを見ていると、西地区の屋台村が好評をいただいているのがわかります。西地区のスタッフが「西に食べ物を」をスローガンに運動を繰り広げ、やっと勝ち得たものです(笑)。これからも続くよう、皆さんも応援してください。
【取材申込一覧について】
カタログについて、「取材申込一覧にびっくり。出来ればその回のものだともっといいかも」というご感想をいただきました。カタログの原稿は開催の一月半前には入稿しています。取材申込はそれこそ当日がかなりのウェイトを占めます。できたら確かに面白そうなのですが、無理なのが現実です。ご理解ください。
【家族との折り合い】
「泣いている子供を振り払ってコミケへ。会期中ずっと気にして家に帰ったら、パパと1日上機嫌。次回も行けそうです。」との感想をいただきました。お子様のことは離れていてもご心配だったことでしょう。ですが、御家族との折り合いが付きそうで何よりです。パパにとっても嬉しい休日だったでしょうか?(続く)
社会人にとってご家庭との折り合いをつけるのは皆さんいつも大変な思いをしていると思います。何かあったときのためにも、できれば御家族のご理解ご協力を得て来場いただけるようお願いします。
【コミケをお休み】
「体調不良でコミケ行きを断念。残念だけど、無理をしないことも参加の一つ。」との感想をいただきました。まったくその通りです。体は一つですがコミケは次もあります。休むことも次からのコミケのために必要なことです。無理をして体を壊したら元も子もありません。日頃からお体には気をつけてください。(続く)
「病気療養していた友人が職場復帰と共にコミケに来訪。一年ぶりの再会でうれしいコミケに。」との感想をいただきました。前に続きますが、お休みをしても体を直してまた来ていただければと思います。こうして嬉しい再開も出来ることがあると信じています。
【配置の日程による参加者の違い】
「冬2日目・夏3日目は参加者層の違いか、手に取ってくれる本などにも明確な違いがあって面白い。」との感想をいただきました。創作(少女)は他のジャンルに比して、主婦層や年配の方のサークルが多く、大晦日は参加しにくい人が多いことを理由に、この日程が固定化していますが、こういった副産物もあるのですね。
【お客様はいない】
「初参加の子に『お客様ではない』と教えたら、十何年サークルをやっている友人から『そうなの?』という反応。サークルからしたら『買ってくれる人はお客様だよ』だそうで。」との感想をいただきました。同人誌即売会では、同人に本を頒布しているのであって、販売しているわけではありません。従ってお客様は存在していません。(続く)
本を作り読んでもらう立場として、気持ちの持ちようとして理解はするのですが、同人である(=お客様はいない)ことを理由に規制がされていない部分があります。前提を崩すと「販売」を取りやめていただかなくてはならない事態も生じます。「お客様がいない」ことはお互いの「お約束」でなくてはならない部分です。
【先輩参加者のつとめ】
「『ゆとり』の洗礼を受け、ぐったりしつつも、初心者にもっとわかりやすく説明や注意をしていくのが、先輩参加者のつとめなのかなと思っています。」との感想をいただきました。良い言葉をありがとうございます。最近は初心者の数が多いためか、風当たりの厳しい言葉ばかりがよく聞こえます。(続く)
ですが我々も初心者の時代があり、先輩方に教えられて今ここにいます。スタッフ・一般・サークル関係なく、全ての参加者として言えることです。「今の若い者は」という言葉は太古からあるそうです。それくらい言っても仕方の無いことなのです。ちゃんと向き合って、先輩として教えられることを教えて行ければよいなと思っています。
【条例について】
「18歳以上の証明書を準備会で出してほしい」との御意見をいただきました。あなたは自分の本を見せる相手を準備会に選べと言うのですか? さて、きつい一言を書きましたが、都条例を危惧しての御意見と思いますのでこう書かせてもらいました。都条令については、少女マンガに関わる人には他人事と思ってもらいたくないのです。 (続く)
条例が決まってしまった以上、それに従うのは当然のことです。ですが、それ以前に根本的な考えとして、どんな相手に読んでほしいかは、自分で考えて頒布してほしいのです。手塚治虫は「私の夢はマンガで性教育」と言って、某市教委と対立しました。子供だから読ませないのではなく、子供だから読ませたい、と言ったのです。(続く)
皆さんにも同じように読んでほしい人を見据えて、本を渡してほしいのです。作者が直接読んでほしい人に本を読んでもらう。同人誌が同人に頒布するということは、そういうことを含んでいるのです。そして、即売会はそのための場所です。我々は場を用意します。ですからサークルさんは、人に頼らず自分で考えて本を渡してほしいのです。(続く)
さて、話を変えて本音を一つ。このご意見、よくオンリー即売会で見られる使い捨て腕輪を想定してのことと思います。初めてこれを見たときびっくりしました。どこの天下りが潜り込んだかと(実際は違いましたが……苦笑)。こうした証明の類(倫理機構のシールなど)を売って、利益を得るのは、そういう団体の典型的なものです。(続く)
ある意味こういった制度に誘導するために規制があるわけです。規制に脅えたサークルがこれを求めたことが、相手を勢いづけてこれの実施を強要する口実を与えることになります。こういうことに利権を求める人の思う壺なわけです。そしてその負担は全ての参加者に及びます。皆さんには付け入る隙を与えないようにして欲しいのです。(続く)
自分の責任を回避し安心を他に求めていることが、自分を含め周り全ての首を絞めることになります。コミケットは条例に対して、作り手が直接対面して本を渡しているから問題は無い、と主張しています。作り手として相手をちゃんと見て本を読んでもらう、そんな当たり前のことをして欲しいのです。(やっと了)
【カタログはいらない?】
「カタログは使わずネットの情報で十分。配置図などもあります。でも運営は大丈夫ですか」との感想をいただきました。お金の心配をして書いていただいていると思います。そうして心配していただけること自体はありがたいのですが、カタログの売上より怖いのは、注意事項を読んでもらえないことです。(続く)
何らかの形で注意事項を読んでもらえるとありがたいのですが、はじめからカタログを買うもので無いことが前提になってしまうと、注意事項が元々読まれないことになってしまいます。(続く)
結果として、注意事項を知らない人たちが当日の運営や災害時の対応の妨げになったり、その恐れを危惧して警察や消防の要求が厳しくなっていくことすら懸念されます。極論すれば、通路を広く取るためのサークル数の減少や不要な来場者の滞留(休憩など)の排除、警備員の増強とそれに伴う資金負担(諸費用の値上げ)等が考えられます。(続く)
最終的にはサークルや一般の参加者に負担を強いることになります。結局ネットの情報は、便利に使う分には良いのですが、それだけでは不十分なのです。注意事項をしっかり読んで、楽しいコミケットを満喫してください。
【オンライン化脅威論】
さて、アンケートを読んでいると、紙の申込がなくなったらどうしよう?  というオンライン化脅威論とでも呼ぶべきものが結構な数あります。確かに相当のジャンルでオンライン申し込みが2/3を越えています。ですが、コミケットが本という紙の文化を守っている以上、紙の申込がなくなることは無いと思っています。
【オンライン申込の弊害】
「オンライン申込で、注意書きなど読まずに申し込んでいる人が増えているのでは? 隣にはみ出したり、POPが越境したりしているのを多く見かける。」との感想をいただきました。確かにオンライン申込は増加していますが、マナー低下をそれと繋げるのは、さすがに無理があるとは思います。(続く)
ですが、ネットの情報だけで注意書きなどを読んでいない人がいるのは、先に書いたように危惧しているものです。同時にこれは、「近頃の若い者は」という、いにしえからの言葉にデジタルという最近の技術を加えた、事実上の同義語だとも思っています。(続く)
アマゾンなどと同じ感覚で申し込む、「ポチッとなサークル」とでも言うべきかと思われるサークルは、申込書類を読んでいると、まれにいらっしゃいます。ですが、それは紙の申込でもある話です。オンライン申込は、サークルの利便性を高め裾野を広げるためのものなので、準備会として否む理由はありません。(続く)
これをきっかけに、マンガを描くという楽しみに一歩足を踏み込んでもらえれば、それは十分な成果です。逆に我々先輩参加者が、立場を問わず若い参加者にちゃんと伝えるべきことを伝えていけるか、なのだと思います。皆様も御協力をお願いいたします。
【裾野の広がりすぎ】
「石が増えすぎて玉がなくなる。裾野が広がりすぎて絶滅したオーディオやカメラマニアがよい例」との感想をいただきました。さて、その代わりに家庭用サラウンドシステムが普及し、誰もがカメラを持っている時代になりました。マニアでなくても一昔前のマニア並みの機材・知識を持っています。(続く)
映像や音楽などは、特にネットという発表の場を得たことで、玉もかなりの勢いで増加していると思っています。これは素晴らしいことではないのでしょうか? 一部のマニアから普遍的な一般へ、発展的解消をしたものと思っています(コアな人たちはちゃんといますけど)。(続く)
確かに「裾野の広がり=申込数の増加=落選数の増加」の関係が成り立つ以上、サークルさんにとって喜ばしいことではないのでしょうが、コミケットが若者文化の発展と振興を標榜する以上、停滞(現状維持)はそのまま衰退になります。(続く)
社会的認知度も昔に比べ格段に上がっている今、マンガマニアの裾野も広がっています。いつかマンガマニアも発展的解消をし、誰もが普通にマンガを読み描いて楽しむ……。確かに問題もありますが、でもそんな世界を夢見る方が楽しいと思いませんか? そして、きっとその時もコミケットは新しい文化を担うべく走っています。
【新刊を落として】
「新刊を落として一日謝り続けました。でも楽しかった。コミケはやる気をくれる」との感想をいただきました。本を落としても人が見に来てくれるのは、うれしいことだと思います。そして、それは本を出し続ける日頃の地道な努力の成果だと思います。 (続く)
コミケという場があることでそのお手伝いができるならば何よりです。運営側として、特に配置している者としては、サークルさんがそのイベントで新刊を出してもらえるのはうれしいものです。次回はぜひ新刊を。
創作(少女)・猫・配置担当
【種類分け】
「動物ジャンルで、もっときっちりと種類を分けて」というご要望をいただきました。種類を書いているところと、そうでないところに分けてから並べています。大半が動物の細かい種類まで書いてくれていないので、きっちりと、と言われるとつらいところです。(続く)
猫や犬としか書かれていないことが多いのです。皆がもっと細かく書いてくれると細かく配慮できるのですが、現状では精一杯です。ご容赦ください。頒布物概要欄に、サークルの傾向として動物の種類まで細かく記入していただけるようお願いします。
【マタタビ混入紙】
「カタログに群がる猫たち。紙にマタタビ混入?」とのご報告をいただきました。マタタビ混入紙なんて夢のようなものは使っていません。お猫様方が群がるほど、コミケットに魅力があるということでしょうか?(続く)
ですが、コミケットは猛獣のような人間たちが跋扈する魔界のジャングル。お猫様たちにいらしていただける環境ではありません。ご容赦ください。飼い主の方には、当日の成果と土産話をお猫様達にお渡しいただければと思います。というわけで、コミケットはペット同伴禁止です。
【愛兎を亡くして】
「愛兎を亡くし、若干ペットロスト状態での参加。周りの方に温かい言葉をかけていただき、支えられました。」との感想をいただきました。兎様には残念なことです。さぞお気落しと思いますが、作品を通じて繋がった人の支えは代え難いものだと思います。(続く)
前にも同じようなことを書きましたが、こうした身近なプライベートな表現の場であることこそ同人誌の最大の特徴であると思っています。我々スタッフ一同、この場をがんばって維持し続けたいと思います。皆様も御協力をお願いいたします。
創作(JUNE)配置担当
【ゲイコミックについて】
繰り返し申し上げますが、申込ジャンルがJUNEで、作品傾向が「ゲイコミック」(主として男性読者向け)の方は、「頒布物概要」にその旨を必ずご記入ください。書き方としては、「ゲイコミック」か「男性向け」だと明確なのですが、「ホモ」ではさすがに判断に迷います。「ガチホモ」ならほぼ迷いませんが……。(続く)
「JUNEは女性向けジャンルなのだから、ゲイコミックはジャンル違いでは?」というご指摘も一部にはあります。これについては、まだBLという言葉もなく「耽美系」と呼ばれていた時代に、創作(JUNE)に申し込んだ男性向けゲイコミックサークルを受け入れてきた経緯があるとご理解ください。
【ショタについて】
最近「男性向けショタ」と明記される方が時々あります。これもゲイコミック同様に受け入れていますが、今のところその他のショタと厳密には区別して配置していません。明記されない場合、男性執筆者だから作品も男性向けと決めつける訳にもいかないので、今後数が増えない限り現状維持のつもりでいます。
【男性執筆者について】
時折「男性島に配置をお願いします」という要望があるのですが、配置ジャンルの「男性向」とは違って、当ジャンルに男性島は存在しません。前項でも申し上げたとおり、「執筆者が男性だから作品も男性向け」という決め方もしていません。あくまで作品傾向で分けています。その意味でも「ゲイコミック」の方は必ずその旨の明記をお願いします。
【BLでも二次創作(パロディ)はすべて不備扱いです】
当ジャンルは創作ジャンルですので、パロディでの当ジャンルへの申込は「ジャンル違い」で不備扱いになる典型例です。元の作品に対応したジャンルで申し込んでください。例えば、BL小説ならFC(小説)、BLマンガならFC(少女)、BLゲームならゲーム(恋愛)となります。
学漫配置担当
【申込のフォロー】
書類不備が他のジャンルと比べてもかなり多いです。申込者が代を追って入れ替わるのはわかっていることですので、注意事項を引き継ぐ、多人数でチェックし合う等、フォローを定例化すれば防げるはずです。落選の2/3が書類不備というのは抽選は楽ですが残念でなりません。多人数がいる学漫ならではのフォローをしてください。
【学校名を記入してください】
相変わらず学漫で申し込んでいて学校名を書いていなかったり、略号だけのサークルが後を絶ちません。サークル名¥カット¥概要のいずれかに略称ではなく正式な学校名を入れてください。50音リストに学校名が記載されるので、サークル名への記入を勧めます。
学漫は学校漫研などであり、学生サークルやその周辺を対象としています。所属母体となる学校名は必ず記入してください。又、そうでない場合はどのような立場で学漫に申し込むのか頒布物概要欄に記入してください。学校名・理由のないサークルは、書類不備として扱っています。
【文字数と略称】
さて、今回申し出があったので気付いたのですが、オンライン申込でサークル名(カナ)の文字数が足りないため、略称で申し込んでいるサークルがあるようです。サークル名(カナ)は途中で欠けてもかまわないので、学校名を含めた正式名称で入力できるところまで入れてください。(続く)
サークル名自体の文字数が足りない場合は略称も仕方ありませんが、サークルカットや概要欄に正式名称を入れてください。また、略すと言っても、あまり極端な省略は避けてください。探しやすいように学校名などが明確にわかる程度にしてください。
【学部違いの同一サークル】
キャンパス違い・学部違いなどで同一のサークルが複数存在する場合があります。事情はわかるので全部落としはしませんが、『○○大学漫研』だけでは一つしか受かりません。本家争いをしているわけではないと思います。学部などの区別は、サークル名にちゃんと書いてください。
【関連団体の申し込み】
漫研では関連団体なども認めています。かなり間口は広くしてあると思います。漫研というジャンルにどういう理由とどういう立場で申し込むのかを、頒布物概要欄に毎回しっかりと書いてください。
【汎学校間学生団体】
大学間やサークル同士の連合体として申し込むときは、加盟校や幹事校等を概要欄に書いてください。ただ、学生サークルですとか、複数の学生のサークルですとか書かれても具体的な判断が付きません。関連団体もかなり幅広く受け入れるようにしていますが、具体的に書いていただかないと判断できません。
【隣のはみ出し】
アンケートの当日の感想で「隣が大所帯で、はみ出してくる」というものがありました。学漫は特に人数が多いのは当然なので、お互い様の部分はありますが、同時に度を過ぎないようにお互い注意し合いましょう。問題がある時ははっきりと相手に言うことも大事です。
【学漫一厚い会誌】
「学漫一厚い会誌あります」と書いてきたサークルがありました。さて、そのサークルさんは確かに厚い会誌を出しているし、あの厚さで2冊組と言う荒業は破壊力満点です。ですが、1番と言われると他にも厚い本を出すサークルはあり、悩んでしまいます。(続く)
昔の話ですが、その厚さから○○ページと銘打って電話帳そっくりの装丁で出したところもあります。頁数で言うなら、十数冊組の会誌を発行しているところがあり、そこととどちらが多いか、悩んでしまいます。(続く)
ちゃんと資料を見ないで記憶で書いてしまっているので申し訳ありませんが、歴史を遡らなくてもかなり厚い本を出しているサークルはあります。交流を図ってコミケ統一戦でも行ってみてほしいものです。もし本当にやったらアンケートに書いてください。(続く)
評論・情報配置担当
【ジャンル違い】
当ジャンルのごった煮的性格上、全ジャンル中、もっともジャンル違いにうるさくないジャンルですが、それでも、明らかに他ジャンルが当てはまるサークルさんは、抽選漏れとさせていただいています。申込書をよくお読みの上、適切なジャンルの選択をお願いします。(続く)
例えば、アニメ、ゲーム、特撮に関する評論は、それぞれ、ジャンルコード500「アニメ(その他)」、ジャンルコード300「ゲーム(その他)」、ジャンルコード620「特撮・SF・FT」でお申し込みください。
【合体の傾向】
合体申込で、あまりにも傾向の違う合体は、同じジャンルとはいえ、配置が非常に難しくなります。できればやめていただけると幸いです。
【よくわからない自己主張】
自分のサークルはどんな本を出しているのか、頒布物概要にて説明を丁寧にお願いします。説明がないと、意に沿わない場所に配置される可能性がどうしても高くなりますし、まず配置担当者に伝わらなければ、買いに来る一般参加者にはもっと伝わりません。
【化学反応】
△△なことを扱っているサークルと□□なことを扱っているサークルを並べてみたら、面白いのでは? ということを考えたりして配置しています。サークルさん同士の化学反応を引き起こせるといいなあ。