配置担当
【コミケット82 はじめに】
今年も帰ってまいりました「配置担当者の一言コーナー」をお送りいたします。時事ネタ的には気象関連(竜巻やゲリラ豪雨)や原発再稼働問題、オリンピック開催に向けての候補地第一次選考通過などありますが、コミケットとしてはいつも通りの開催に向けて動いています。とりあえず、猛暑だけは勘弁願いたいですね。
【コミケット82 オンライン関連】
最後の方の申込時の諸注意で詳しくは書いてありますが、既に申し込み全体の8割弱がオンラインで申し込まれている現在、申込不備及びカット不備もオンライン申込の方が圧倒的に多いのが現状です。特に多いのが入力ミスなのですが…。それ以外ですとやはりカットに関連する不備が未だに多いです(続く)。
C80からサークルカットの大きさが若干変わって2回目の申込となりましたが、未だに旧カットサイズを無理矢理変換したような申込や、多分勘違いだとは思いますが他のイベントのカットであったりと、なんでそんなミスが? というのも少なくありません。まずは間違うことなく、コミケ用のテンプレートを使用し作成してください。
あとカットについてもう一つ。テンプレートは「短冊A」と「短冊B」があり、サークル名欄の下に枠線があるのが「A」無いのが「B」です。どちらをお使いいただいても良いのですが、「A」を使用してサークル名欄を空白にすると基本的には「書類不備」になるって知っていましたか? 郵送申込時の書類不備が関係するのですが……(続く)。
貼りつけたカットやインレタが剥がれてしまうことがあります。配置時(今はスキャニング時ですね)に気がつき、落ちたものが見つかれば修復します。但し、見つからなかった場合は残念ながら不備となります。オンラインにもこの不備理由が適用されています。なので、空白にするのであれば「短冊B」を初めから使用してください。
配置責任者:割り込みます。カットの右上のサークル名欄ですが、ただ単に空白にすると「書類不備」的な扱いになりますが、デザインとして構成されている場合については、考慮はします。もっとも、カタログでカットを眺めていると、右上の定位置にサークル名がないと、かなり読みにくいと思うんですよね……。
【コミケット82 郵送関連】
逆に郵送の方へ。前々回から郵送分をスキャニングして使用しています。ボールペンでのカットでもそれによる書類不備はなくなりましたが、印刷されカタログに掲載された際にはやはり多少のかすれが出るようです。また、スキャンしたデータを個別に修正などはできません。丁寧なカット作成をお願いします。
【コミケット82 ツイッター】
@comiketofficial コミケット準備会では、告知やお知らせ用としてツイッターを利用しています。アカウントは先頭にあるとおりです。基本的にお知らせ用なので頻繁につぶやくことはありませんし、他の方とも絡みませんが、フォローしておくと忘れがちな締切や公式サイトの更新情報、今回の変更事項などを知ることができます。
【コミケット82 一言コーナー】
「配置担当者の一言コーナー」は今回の申込をベースとして、各担当者がそのジャンルの配置作業を行っていて気がついたこと、またはこれから申し込まれる方へお願いしたいことをお伝えするコーナーです。本音に近い部分で書いておりますので、少々表現がキツい所もあると思いますがご容赦ください。
【コミケット82 一言コーナーバックナンバー】
先に宣伝しておきますが、過去の「配置担当者の一言コーナー」がバックナンバーとしてコミケット公式サイトにて公開中です。基本的に前回カタログ掲載分までが掲載されていますので、前回申し込んだのに落選、どうも書類不備らしいがどこを注意すればいいのか判らないという貴方! 必見です!!
配置責任者
【一言コーナーの順番】
一言コーナーはジャンルコード順に基本的には並んでいます。ジャンルコードは、コミケットの公式サイトにも置いてあります(続く)
よくカットページのジャンルと一言コーナーのジャンルを合わせて欲しいというご意見をいただくのですが……無理です。都合良くページ数と一言の数は合いませんし、全ジャンルの担当者が一言を書いているわけではなく、虫食いになってしまってかえって見にくくなってしまいます。ご理解ください。
【ビッグサイト拡張?】
なんか、ビッグサイト拡張の雰囲気がある昨今ですが……。どうなっちゃうんですかね。配置の立場からすると、うれしいような。大変なような……。刮目して待ちたいと思います。

創作(少年)配置担当
【創作(少年)は創作(少年)】
当ジャンルは成年向表現がNGというわけではありませんが、積極的に成年向表現をされたい方は、それに対応するジャンルがありますので、そちらでの申込をお願いします。
創作(少女)配置担当
【記入漏れに注意】
記入漏れに気をつけてください。封筒・配置用データ・短冊と同じことを何度も書くのは大変でしょうが、記入漏れで落選するサークルがそれなりにいらっしゃいます。短冊の性別や前回申し込み欄など○をつけるだけのところが特に多いようです(今回落選数の一割未満、申込数に対してはそれこそ数%)。

【頒布予定のジャンル】
色々なジャンルの本を出すのは良いことですが、申込をする場合、頒布予定欄には申込ジャンルの本があるようにしてください。他のジャンルから初めてそのジャンルに移る場合でも、何かそのジャンルの本を出したいから移るのだと思います。それを予定に書いてください。書類不備ではありませんが、御注意ください。
【郵送申込】
「オンラインが半数以上を占めるようになったとのことですが、紙申し込みをなくさないでほしい」という要望がいくつかありました。元々オンライン化は間口を広げるために始めたことですので、郵送申込をやめて間口を狭めることは、準備会の性質から考えられません。なんか毎回同じような答えをしていますね。
【概要とサークルカット】
「別ジャンルだが、サークルカットに描いた内容で主な活動と違うところに並べられた。サブジャンルをチェックボックス化するなど配慮してほしい」というご要望をいただきました。サブジャンルのチェック云々より、概要に書く主な活動とカットは合うものを描いてください。違うとどちらに合わせればよいのかわかりません。
【郵送とオンラインの抽選率】
「郵送とオンラインとで抽選率は変わるのか?」というご質問をいただきました。変わりません。抽選、配置の作業には主に短冊を使用しています。オンラインは同じ紙にレーザープリンタを使って打ち出しているので、紙が圧縮されていて投げると飛距離が違うとかあるかもしれませんが、何かそれによる違いはありません。
【コミケットプレス】
前回このコーナーで「コミケットプレス」は不要という意見を紹介したところ、今回は「プレスはほしい」という意見をいくつかいただきました。ありがとうございます。準備会としては少しでも多くの伝えるべきことを、こういったメディアを通して伝えていきたいと思います。
【黒い血液】
「コミケットプレス」の感想から。墨汁の特集について「われらには赤い血と同等の価値がある黒い血液」というものがありました。素敵ですね。黒い血液、これからも皆さんの支えになっていてほしいと願います。
【中国語の案内】
「カタログなどに中国語でマナーを載せてください」という要望がありました。マナーではありませんが、コミケットに関する全般的な情報や注意事項を中国語や英語、ハングルでも掲載しています。よく読んで参加してほしいと思います。
【王子のプリンス】
時事ネタですが、アンケートにこんなものがありましたので紹介します。「申込書奥付に『この冊子は表紙にOKプリンス(王子製紙)を使用しています』と書いてありますが……、全然OKじゃない。王子製紙のプリンスは!」 いや、日本の紙事情のためにも企業倫理の徹底をお願いしたいものです。

【家族】
アンケートから2つ紹介します。「家庭の事情に追われてエアコミケになるところを家族に救われて参加。趣味でも道楽でも続けられるのはありがたい。」「息子が出かける前に泣いていたのに、今回はバイバイをしてくれました。」(続く)。
サークル・スタッフ・一般問わず、社会人としての参加には家庭の協力が大事だと思います。快く送り出してくれる家族のためにも、有意義な1日を過ごしてください。
【冬の日程】
「仕事、家庭など冬の日程はつらい」という御感想をいただきました。家庭を持つ人の多い創作(少女)は、31日はさすがに無理があるだろうと配慮して、30日に配置されています。昔のようにクリスマスコミケは会場の都合から望めない状況です。これでご容赦ください。
【待ち合わせ広場】
「待ち合わせ広場にハチ公のような像などあればいいのに」という御要望をいただきました。その昔他のイベントで黒くて四角いモニュメントを用意し、「モノリス」として待ち合わせなどに使ったことがあります。あげくのはては賽銭箱まで置かれて、大盛況でした。何かそういうものが考えられるとよいですね。
【完結させて】
前回プロになるという意欲のあるサークルさんの紹介をしましたが、それに対してこのような感想がありました。「プロになるなら、同人誌を完結させて。」 気持ちはとてもよくわかります。ですが、プロにならずとも同人誌で作品を完結させずに終わる方はかなりいると思います(続く)。
一つの長編を完結させるのは非常に大変なことだと思います。完結せずに同人誌からもいなくなった作家さんも数多くいます。逆にプロになった方が同人誌の作品を商業として(アレンジ等あるにしても)描き、完結されたことも少なくありません。読み手として、やはり作品はどんな立場でも完結してほしいと願っています。
【人間関係】
「配置担当者はサークルの人間関係まで把握してるって本当ですか?」というご質問をいただきました。デマです。ただ、ケンカした人と隣にすると、大体お叱りを頂戴します。
【申込んでいないコミケ】
「申込んでいないコミケは落選したコミケと別の寂しさが」というご感想をいただきました。そうですね。来られないとわかっていると別の寂しさがありますよね。ですが、現在抽選率として2/3未満になります。連続抽選洩れのフォローなどを含めると、かなり厳しいのが現実です(続く)。
出られないとわかっているときは、あえて申し込まず、他の方に譲るくらいの気持ちでいていただけると幸いです。また、受かった方は来ることができない人、抽選洩れした人が後ろにいるのですから、有効に使っていただけると信じています。コミケでの新刊を期待しています。
【抽選の割合】
「人気ジャンルのせいで落ちる」というご意見をいただきました。過去にも何回か書いていますが、基本的にはジャンルごとに申込の割合通りに配置数が割り当てられています。人気のあるジャンルは申込数が多いので、配置数も多くなります。「当選は申込数の何割」という当選率はジャンルの大小に関わらず概ね同じになっています(続く)。
ですので「人気ジャンルのせいで」というのは的外れなのですが、会場という同じパイを取り合っていますので、申込数が増えれば落選数も増えます。改善には、会場というパイはとりあえず変わらないので、4日¥5日間開催にするしかありません。
【今日の空気】
「買い物に行った友人が『今日は空気がまだある』と言ったのが印象的」という御感想をいただきました。晴海の頃は空調も悪く、本当に空気が薄くてどうなることかと思うことがありました。建物から出ると灼熱の炎天下の方が涼しい、なんて感じたことも(続く)。
現在は空調が良くなり、あの頃のようなひどい状況ではありませんが、それでも大変な環境であることには変わりありません。当日は、体調に気を付けてお過ごしください。無理と思ったら、お近くの救護室を遠慮なくご利用ください。優しいおたくなドクター¥ナースさんたちがお待ちしております。
【寒暖】
「夏はホット、冬はクールゾーンに」という御感想をいただきました。ここ数回西の配置が続いていますが、西の会場は海に近く、冬は海風が吹き荒び、夏は湿った空気で熱くなります。この傾向は、特にお誕生席や外周とその内側の島といった、通路の広い俗にいう「良い場所」で顕著になります(続く)。
ある意味どうしようもないことなので、自衛をお願いいたします。体調には本当に気をつけてください。
【表現を認め合うこと】
「「発禁エロコスプレーヤーはコミケから出て行け」と参加者から言われたサークルがいました。」という当日のご報告をいただきました。法律違反は認められませんが、コミケットは自由な表現を追及しています。もし、問題があるようならば修正を求めますし、一度間違いがあったからといって、その表現を否定するようなことはありません(続く)。
確かに電子メディアはその場での修正が難しいため、そのコミケでの頒布はお断りすることになりますが、他の頒布物で問題の無いものは頒布はできます。何か頒布停止になったことだけで、そのサークルさんを非難する理由にはなりません。表現を認め合うことこそがコミケットです(続く)。
この件については発禁を逆手にした即売会の開催など、感情的になりたい部分もあります。ですが、それは別の話です。誰彼かまわず非難していいわけはありません。人を非難するのは気持ちのいいことです。それに酔って何をやってもいいと思うようになります。でもそれは最低の行為です。刃は自分に返ります。心してください。
【配置の変化】
前回配置の変化について書いたところ、当事者を中心に色々なご意見をいただきました。賛否ともども、より良い配置のために参考にさせていただきます。誠にありがとうございます。さて、その上で少し立場の説明を。配置担当者としてはマンネリを恐れていますし、よりよい配置を出来るよう努力しています。(続く)
“よりよく”のためには、当然変化は必要です。同時に安定を望む声も当然あります。ですが、コミケットという「運動」において、安定とは相対的な縮小であり、衰退を意味する言葉です。それに抗おうとするなら、何か変化をしていくしかありません(続く)。
そのために私ができることは、きっかけのために小さな波紋を作るよう小石を投げることと、波紋を波にできるよう、皆さんからボールを投げてもらえるよう、こうしてアンケートに答えることでボールを返し続けることだけです。配置に変化を加えることは、より良くするための試行であると同時に、小石を投げて波紋を作ることでもあります(続く)。
波紋を作るために石を投げ続けますし、こうしていただいたボールもできる限りになってしまいますが返し続けます。変化に是非をつけるのは皆さんのアンケートです。どうか少しでも良いから、アンケートに配置の感想など記入をお願いします。
【今回の変化】
というわけで話を引きついで今回の変更点です。ペンギンを鳥から水生動物にしてみました。頒布物の傾向などをみると、そちらのほうがよいかと判断しました。ご意見をお願い致します。
【裾野の広がりについて】
このところ、このコーナーで裾野の広がりについて議論のやり取りをしていた方から、このような御意見をいただきました。「意見の違いはサークル側とイベント側という立場の違いではないでしょうか。描き手が自分のポリシーを堅持するように、イベントは様々なものを受け入れて行くことがスタンスだと思います。」(続く)。
「ですがやはりその弊害は訴え続けていきたい。それが創作(少女)の縮小の一因となっていると思うから」見事にオチをつけていただき、ありがとうございます。お互いに同じものを見て立場の違いから見えるものが違うことは、全くその通りと思います。また、声を上げ続けなくてはいけないこともその通りです(続く)。
ですから準備会は運営側としての立場で、それでも新しいものを受け入れて裾野を広げて行くことが準備会の取るべき立場であり未来への道であると信じます、との声をあげ続けます。(続く)
さてこの件、年2回のカタログと申込とでやり取りをさせていただきました。お付き合いいただきありがとうございました。オチも付けていただいたことですので、これにて一旦この議論を閉めさせていただきたいと思います。毎回丁寧に書いてくださるサークルさんと、読んでいただいた方に御礼申し上げます。
【御批判への回答】
「アンケートに批判を書くから落とされた」「理由も無く落選の紙一枚で落としている」という趣旨の御意見を書いていただけるサークルさんがいます(続く)。
内容によらずアンケートを書いてくれる方には多少抽選で有利になりますと言っています。ですがそれは落ちないということではありません。準備会に好意的であれ批判的であれアンケートに書いて受かる方もいれば落ちる方もいます。ただ、多少抽選率は良くしています。それは、少しでもアンケートに書いてほしいからです(続く)。
逆にこの論旨だと、批判を書いてきた方は無条件で当選させなくてはなりませんが、それもおかしな話です。現在抽選率は約2/3。書類不備にしても落選数の一割未満にすぎません。確率通りなら3回に1回は落ちます。理由もなくいきなり落とすのではなく、数という理由で抽選され落ちるのです(続く)。
この方、プレスは準備会の都合の良いことしか書かないから不要と書いてきてらっしゃいます。一言も読んでいただけているのか疑問です。ですが、私たちはここでしか返事を返せません。きっと読んでいないだろうなと思いながら、こうして返事を書いています。
【カタログチェックをねだる猫】
「チェックせず置きっぱなしのカタログにそっと寄り添いチェックをねだる飼い猫」というお話をいただきました。お猫様も当日まで時間がなく気が急いておられるのでしょう。コミケ当日は猛獣のようなヒトが闊歩するジャングルと化します。お猫様には家で成果をお待ちいただきたいと思います。というわけでコミケではペット同伴禁止です。
創作(JUNE/BL)配置担当
【ジャンル名称変更について】
「JUNEという言葉自体が若い世代には通じない。新規参加を阻んでいる面もあるのでは?」というご指摘を受け、検討の結果、ジャンル名に「/BL」が加えられました。これはJUNEとBLを新たな定義によって区別しようというものではありません。「創作系でJUNEまたはBLと呼ばれるもの」とお考えください(続く)。
したがって、「当方はJUNEなのでBLゾーンには配置しないで」等と言われると配置担当者は途方に暮れることになりますので、その点ご理解ください。「JUNE・BL・耽美」等の言葉に一家言ある方もいらっしゃるとは思いますが、今回の名称変更は言葉の定義に触れるものではなく、主に新規申込の方への配慮によるものです(続く)。
一部で「JUNE攻めBL受け?」と言われていると聞き、「擬人化」の発想力には震撼いたしました。新名称を聞いて「スラッシュ・フィクション」(海外の女性向け二次創作小説)は思い出したのですが、擬人化までは……。なお、日本のカップリング表記と違って、スラッシュの前後での「攻・受」の区別はしないらしいです。
【ゲイコミックについて】
初申込の方のためにも、繰り返し申し上げますが、申込ジャンルがJUNE/BLで、作品傾向が「ゲイコミック」(主として男性読者向け)の方は、「頒布物概要」にその旨を必ずご記入ください。書き方は、「ゲイコミック」か「男性向け」だと明確ですが、「ホモ」では判断に迷います。「ガチホモ」ならほぼ迷いませんが……(続く)。
「JUNE/BLは女性向けジャンルなのだから、ゲイコミックはジャンル違いでは?」というご指摘も一部にはあります。これについては、まだBLという言葉もなく「耽美系」と呼ばれていた時代に、創作(JUNE)に申し込んだ男性向けゲイコミックサークルを受け入れてきた経緯があるとご理解ください。
【ショタについて】
最近「男性向けショタ」と明記される方が時々あります。これもゲイコミック同様に受け入れていますが、今のところその他のショタと厳密には区別して配置していません。明記されない場合、男性執筆者だから作品も男性向けと決めつける訳にもいかないので、今後数が増えない限り現状維持のつもりでいます。
【JUNE/BLでも二次創作(パロディ)はすべて不備扱いです】
当ジャンルは創作ジャンルですので、パロディでの当ジャンルへの申込は「ジャンル違い」で不備扱いになる典型例です。元の作品に対応したジャンルで申し込んでください。例えば、BL小説ならFC(小説)、BLマンガならFC(少女)、BLゲームならゲーム(恋愛)となります。
学漫配置担当
【学漫周辺】
年2回のこのコーナーでは時期はずれの話題ですがご容赦ください。最近、学祭を歩いていると学祭内即売会などと言うものがあり、楽しんで見ています。都内でやったものが合同でスタンプラリーをやっており、私もちゃんと景品をゲットしました。こういった学生サークルの広がりは喜ばしいことです(続く) 。
さて、漫研には支援¥研究などの関連団体や汎学校間組織も含めています。かなり間口は広くしてあると思います。漫研というジャンルにどういう理由とどういう立場で申込むのかを概要欄に毎回しっかりと書いてください。学校名・理由のないサークルは、書類不備として扱っています。
【学校名を記入してください】
毎度書いていることですが、相変わらず学漫で申し込んでいて学校名を書いていなかったり、略号だけのサークルが後を絶ちません。サークル名・カット・概要のいずれかに略称ではなく正式な学校名を入れてください。50音リストに学校名が記載されるので、サークル名への記入を勧めます。

【書類不備】
書類不備が他のジャンルと比較してかなり多いです。単純な記入漏れなどが主なものです。慣れに頼ろうとしても、申込者が代を追って入れ替わるので無理なのはわかっていることです。ですから多人数でチェックし合う等の、それを防ぐ工夫を考えてください。サークル人数の多い学漫だからこそ、ちゃんとチェックをしてください。
【申込時期】
申込についてこんなアンケートをいただきました。「1-2月は試験期間で会合¥引継ぎが難しい。準備会と連携を取れるようにして欲しい。」さて、毎回書いています複数人でチェックをして書類不備を減らして欲しいということや、変更届などについての御要望と思います(続く) 。
まず相互チェックについて。1-2月は期末試験から入試と試験ラッシュなのはわかります。ですが、締め切り直前で申込をしなくてはならないわけではありません。事前にチェックをしておくことはでき出来ます。また、試験の打ち上げなど行うことも多いかと思います。そう行った機会を見てチェックすることをお願いします(続く) 。
変更などについては、お手数ですが申込書にあります変更届などでのお届けをお願いします。申込後の申込責任者の変更はできませんので、しっかりと決めてから申し込んでください。
【書類不備の憂慮】
アンケートで「多少の書類不備を憂慮してほしい。活動や予算の使用方法に変更が出て大変」というものがありました。何を持って憂慮すればよいのでしょう? 変更によって書類不備となるようなこととはなんでしょう? 学校の方針で会誌の有償頒布ができなくなるとかあるとは思います(続く) 。
現在の予定でちゃんともれなく書けばよいことで、書類不備の理由とはちょっと思えません。必要な変更などについて、前項で書いたようにしっかりと届出を行ってもらえれば良いことです。学漫は過去書類不備が酷すぎて全部落とすと残りが当選数を割ってしまい、泣く泣く当選させた時期があります(続く) 。
これが望ましいとお考えでしょうか? PRの甲斐あってか、書類不備は現在申込数の一割強にまでなりました。それでも他ジャンルから見て極端に多いのです。それで憂慮? 甘えないでください。まずしっかりと申込をする。それができるようになってから言い訳を言ってください。
【いじめ】
これを書いていて、もう終わったほかのジャンルの原稿を少し見せてもらいました。一桁? ゼロを目指そう? 落選数の一割未満? どうせ学漫は申込数の1割超えてますよ。みんなして私をいじめる。これはいじめだ! いじめ防止に書類不備の根絶を。
【出欠】
「欠席したサークルがあります。配置で過去の出欠を参考にしているのでしょうか?」という質問がありました。前回の出欠は配置時にもらって参考にしています。人手はあると思うので、工面して欠席しないようにしてください。やむを得ず欠席した場合は、アピールの要領で欠席届の提出をお願いします。
【広い会場】
「会場が狭い。もっと広いところを」というご要望がありました。どこかあったら教えてください。でも幕張メッセは駄目です。よく言われる東京ドームは、ビッグサイトよりはるかに狭いです。このままだと4日間開催¥5日間開催が本当になってしまいます。もっと広い会場プリーズ。
【ハングルの注意書き】
「カタログに英語だけでなくハングルでの注意書きも載せてほしい。」という意見がありました。回答ですが、載っています。前回はページの都合で後ろの方になってしまいましたが、中国語とハングルの注意書きが載っています。
【未来のために】
「未就学児童入場禁止を」「都条例対策で未成年の入場制限を」といったご要望をいただきました。さて、表現の自由問題で準備会が声をあげているのは、マンガを始めとした新しい表現の可能性を広げ、一つの文化としていくためです。その可能性を狭めないために何かを切り捨てることをしたくないのです(続く)。
問題視されているものを認めさせるために、問題視されていないものを切り捨てるのは、方法論として間違っているのはお解かりと思います。それ以前にコミケットは全ての表現を受け入れると宣言しています。誰も切り捨てないと謳っているのです(続く)。
米澤前代表が生前言っていた言葉に「生涯学習としてのマンガ」という言葉があります。趣味の王様と切手が呼ばれるように、マンガも老若男女変わらず趣味として読み描かれるものにしていく。そんな意味の言葉です(続く)。
もう一つ「おじいさんおばあさんが孫を連れてくるコミケット」という言葉もあります。マンガが趣味として普及し、コミケが老若男女同じ趣味を持つものの場となること。これがコミケットの目指すべきものです(続く)。
そのためには若年層に来るなとは当然言えません。確かに苛酷な環境で小さい子供には大変です。そこは親御さんには充分気をつけていただきたいと思いますが、コミケットは成年向けだから切るということをしないのと同じように、若年だから切るということもしません(続く)。
今の自分たちの心地よさのために、他者を切り捨てればよいと思うのは間違いですし、誰かに言えばやってもらえると思うのはもっと間違いです。今のために未来を切り捨てるのではなく、未来のために今自分達に何ができるのかを考えてほしいのです(続く)。
イベントはそれぞれ形は違えど主義主張を持って開催されます。今の心地よさを求める人がいて、それに正面から誠意を持って答えるために、未来への投資より現在への対応に精力を傾けるイベントがあるのは正しいのです。それをやっているところが安心して参加できるなら、そちらへの参加をお勧めします。(続く)
その分、コミケットは未来への投資を続けなくてはいけません。学漫については同人誌の世界への入口としての機能を期待して、ジャンルという形で枠を確保することで保護をしています。これも未来への投資の一つです。自分達に投資がされているから他への投資を止めろとはどういうことですか。甘えないでください。(続く)
学校のサークルは、「自分で何かをやる」……その自主性を養い、方法を学ぶところです。人に頼れば解決するものではありません。同人誌の世界の未来のために自分たちは何ができるのか、それを考えて実行してください。
評論・情報配置担当
【ジャンル違い】
当ジャンルのごった煮的性格上、全ジャンル中、もっともジャンル違いにうるさくないジャンルですが、それでも、明らかに他ジャンルが当てはまるサークルさんは、抽選漏れとさせていただいています。申込書をよくお読みの上、適切なジャンルの選択をお願いします。(続く)
例えば、アニメ、ゲーム、特撮に関する評論は、それぞれ、ジャンルコード500「アニメ(その他)」、ジャンルコード300「ゲーム(その他)」、ジャンルコード620「特撮・SF・FT」でお申し込みください。
【合体の傾向】
合体申込で、あまりにも傾向の違う合体は、同じジャンルとはいえ、配置が非常に難しくなります。できればやめていただけると幸いです。
【よくわからない自己主張】
自分のサークルはどんな本を出しているのか、頒布物概要にて説明を丁寧にお願いします。説明がないと、意に沿わない場所に配置される可能性がどうしても高くなりますし、まず配置担当者に伝わらなければ、買いに来る一般参加者にはもっと伝わりません。
【多様性】
抽選にあたっては、なるべく多様性が確保されるように、いろんな傾向のサークルを当選させるようにしています。当ジャンルは、ある意味もっともコミケらしいジャンルの1つですからね。
【遊びとデザイン】
このサークルとこのサークルを並べて見ると面白いかな? こういう切り口はどうだろう? 毎回試行錯誤しながら配置をしています。皆さんからの感想をお待ちしております。