コミックマーケット 102
同人ソフト配置担当　一言コーナー

　ご無沙汰しております、同人ソフト配置担当です。今回の配置場所として西地区の外周をたくさんもらったのですが、昨今の搬入量の状況やジャンルの混雑状況から悩んだ結果、デモ展示や実機展示の多いハード系を中心に配置しました。当日の展示で壁を上手く利用いただければとは思います。

　根本的な問題として「同人ソフト」という名称が判らない、という声をチラホラといただくようになりました。「同人サークルが作り頒布するゲームソフトやツール、アプリケーション」を総称して「同人ソフト」としておりましたが、たしかに現状のジャンル内構成を見てみますと……(続く)。

　ゲームやツールなどのソフトウェアと、CG集や同人ゲームソフトのパロディまでを含めて約７割、残りの約３割がIT関連やPC関連、自作ハードウェア系などの技術・情報系の申込です。すべてを包括して、且つ判りやすいジャンル名があれば、ぜひご提案をお願いします。

　配置が終わったあと、申込があったサークルの傾向やらの話になりまして、ハード（メカ）の申込についての相談がありました。確かに言葉だけを見ると、サーバ系やPCハード系、工作（作ってみた）系の申込がメカミリで行われるのもやむ無しかなとは思うのですが……(続く)。

　ハード系の本当にざっくりとした分け方にはなるのですが、同人ソフト側で扱うのは「電子（工作）」、メカミリ側で扱うのは「電機・電気（工作）」かなと。そうなると真空管は？って話になるんですが、使い方次第としか、ねぇ……(続く)。

　真空管を使った自作ハードとして、ヘッドフォンアンプやニキシー管を使った時計を扱っている申込は現時点でも同人ソフト側で申込があります。元々の誘導先であるアマチュア無線機やジャンルの相性的にレトロ家電などはメカミリの方が良いようにも……、難しいですね。

　オンライン申込では、申込時に申込ジャンルとジャンル補足をプルダウンで選択していただきますが、頒布物概要の内容が空白やら「ゲーム出します」やら「CDで出します」やら……。プルダウンで選択後、、どんなゲーム作ってるんですか？　とお伺いしております(続く)。

　ウィキペディアに掲載されている「コンピュータゲームのジャンル」というページに、大雑把ではありますが各ゲーム毎のジャンル分けが記載されています。配置の際もこの程度に細分し、かつ成年向の有無なども考慮し、配置場所を決めております(続く)。

　当然のことならば、各ゲームジャンルの前に、プラットフォームごとに配置を行っておりますので、Windows用はもちろんの事、最近増えてきているクロスプラットフォームでDL頒布を行っている場合なども、その旨記載いただけますと助かります(続く)。

　表現として適切か、人それぞれどのように汲み取ってもらえるか判らないのですが……。単純な話、ゲームショップの棚のように理路整然と並べたい。その上であるジャンルのゲームを探している方には、直感的にすぐ見つけてもらえる。が、最終目標です（本当は全部見て欲しいですが）。

　遊べるプラットフォームに関係なく、自主制作されましたゲームソフトを頒布される際は「同人ソフト」で申込んでください。初回申込で「ゲームその他」で申込まれる方が多いのですが、あちらは主に既存のコンシューマゲーム、アーケードゲームのファンジャンルとなります(続く)。

　なので、自主制作のオリジナルタイトルのゲームソフトは、こちらの「同人ソフト」でお申込ください。また、それを元にしたこれから頒布予定のタイトルの設定資料、すでに頒布済みタイトルのサントラ、アートワーク集なども「同人ソフト」で配置を行っております(続く)。

　ゲームではありませんが、コンピュータ関連やIT技術関連の同人誌、付随してPCで使用するデバイスや自主製作のハードウェアなど、マイコン関連を主体とする情報・運用・技術・評論系も「同人ソフト」でお申込いただいております。よく間違われるジャンルとしては……(続く)

　ジャンル212「デジタル(その他)」や600「情報・評論」、611「鉄道・旅行・メカミリ」を確認しております。明確な線引はあえて行っていないものありまして、分散してしまうのは致し方ないのですが……、オーディオ・ビジュアル、ガジェット、自動車などとも親和性が良いので……(続く)

　迷われた末にそれぞれのジャンルにお申込みされたかと思います。配置時は、頒布物概要やサークルカット、SNSなども見た上で、頒布物を一番手にとっていただけると思われるジャンルへ移動いたしますが、できましたら過去のカタログで申込の傾向も確認した上でお申込くださると助かります。